やまねの日記

やまねの山歩き

2013年07月

尾瀬・雨に見送られて

6/7 続き。

昼食も休憩もで50分位とったので、元気で「見晴」を後にした。ここからは次の「竜宮」まで

ずっと木道歩きだ。

ミズバショウにすっかり目を奪われていたが、E君が【ザゼンソウ】を見付けてくれた。

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 【ザゼンソウ】

木道脇の少し高めの木に大きな鳥がとまっていた。後ろを歩いていた坊や(小学生)が

「鳩かと思ったけれど一寸大きいね」と話しかけてきた。ひょっとして・・・

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 ちょっと暗かったけれど「カッコウ」だった。

このあとすぐに飛び立って木道の右手の林ともいえない位の木の中に飛んで行った。

すると「カッコウ~~!カッコウ~~!」と鳴き始めた。

「カッコウだったんだね」と納得した坊や。やっぱり~と思うやまね。

将来が楽しみな坊やに会えて嬉しかった。

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 ちょっと貧相な(失礼)【チングルマ】

ポツポツと雨が降ってきたので一列でコアラさんの後を少し早足で行くと後ろから

追い越す人がいたので目をあげた。

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 コアラさんの左を追い越して行く人は「ボッカさん」きっと頭の上の方まで荷物を担いで
午後には鳩待峠に戻るのだろう。

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 木道の真ん中に県境の立て札が。福島県→群馬県となる。

ここを過ぎるとすぐに「竜宮小屋」に着く。

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 【ギョウジャニンニク】が群落を成していた。

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 【ミツガシワ】

「竜宮小屋」には寄らず、遠雷の音も聞こえてきたので「ヨッピ橋」経由で行く計画は止めて

「牛首」まで直進した。昨日の落雷の怖さが甦って皆の足がしぜんと早まった。

「牛首」の手前の「下ノ大堀川」の展望スポットに寄った。

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 絵葉書やポスターになる尾瀬ヶ原のスポットから、何とか写した。

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 ハイカーが沢山歩いていた。

ここで雨が本降りになってきたので、カメラはしまってしまった。「山ノ鼻」に着いた時は全身ぐっしょり。

それでも急いだので、予定より20分も早く着いた。ツアーの人でごった返していたが30分休憩して

「鳩待峠」まで一気に駆けるように登った。濡れ鼠にはなったが全員、余裕のゴールができた。

コアラさんご夫妻、ハリネズミさん、お世話になりました。やまねが「無傷」でゴールできて

ホッとされた事でしょう。ありがとうございました。

尾瀬の自然

6/7何とか5:30頃に起きだして、朝食は6:00から。

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 美味しい朝食。海苔袋のデザインがミズバショウとはおしゃれ。

朝食後、裏を散歩した。朝の景色は実に良い。

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 尾瀬沼に映る「逆さ燧」の姿。静かな自然の中の至福の時。

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 水辺に咲く【シラネアオイ】

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 【エンレイソウ】

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寄り添うように咲く【ミズバショウ】

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 どこを写しても絵葉書になりそうな美しい景色。

もう、切りがないので7時すぎに長蔵小屋を出発した。なんでも

午後から雨になりそうだとの事。昨日のようにまったり出来ない

かもしれない。

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 【リュウキンカ】

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 せせらぎとミズバショウ

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 分岐。ここからしばらく、浅湖を抜けて沼尻休憩所へ向かう。

4、50分で沼尻に着いたがツアーが多くて10分休みで白砂峠へ、木道歩きが続く。

峠から下ってくる人が見えるが、みな急な雪道に苦戦している。私たちは上りだから

なんとか行けると、いよいよ雪道の峠を上った。

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 気をつけて登る。

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 登りきったところに半分朽ちた指標があった。

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 緩いアップダウンの道を進むと陽の当たる斜面にまだニリンソウがあった。

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 【イワナシ】初めて見た。ツツジ科。花がスズランのような釣鐘型でとても可愛い。
果実が梨のようで食せるそうだ。

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 【ムシカリ(オオカメノキ)】が本当にきれいで目を引く。

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途中で花の観察を楽しんで行くと、ようやく「見晴」の文字の道標に気がついた。

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 【サンカヨウ】がもう散り始めていた。

「見晴」で昼食にした。午後から雨かも、と言われていたので12:00少し前に「竜宮」に向かった。

出発して間もなく雨がポツポツと当たるようになった。

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 「見晴」から「至仏山」を見る。

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 振り返って見ると「燧ケ岳」が「見晴」の小屋の背景に見えた。

尾瀬・水芭蕉

6/6~7、コアラさん夫妻(コアラさんとE君)とハリネズミさんの4人で初夏の【尾瀬】をたずねた。

昨秋10月初旬に鳩待峠~見晴~尾瀬沼~三平峠~大清水のコースを歩いたが、今回は

その逆コースを無事に歩き通した。

沼田から戸倉までの道路沿いはニセアカシア(ハリエンジュ)の白い花が満開で美しい。

環八が空いていた事もあって、予定より大分早く戸倉駐車場に着いた。バスの時間までかなりあるし・・

タクシーは皆、鳩待峠方面しか行ってくれない模様。ところが1台の乗合タクシーが特別に行ってくれる

というので有難く乗車した。

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 また尾瀬に来たんだなぁ~!

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 予定より2時間近く早く「大清水」に着いたので余裕の気持ちで嬉しい。
レンゲツツジが出迎えてくれた。

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 ここから林道歩きが始まる。ず~っとカエルの大合唱が聞こえ続ける道。

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 スミレが道端につらなくように咲き、
この「ラショウモンカズラ」の色が良い。

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 ムシカリが花盛り。

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 新緑の林道を気分よく進む。

1時間で峠の入り口にある「一の瀬休憩所」に着いた。秋にお世話になったおばさん、いるかしら?

「その節は本当にありがとうございました」と昨秋に助けて頂いたお礼を述べた。思い出してくれて

「もう、良いの?」「よかったわね~」と一緒に喜んで下さった。美味しいトコロテンを3人で

食べて、さぁ!気をつけて歩きましょう!と休憩所を後にした。

三平峠への登山道に入ると、鮮やかな色のツツジが咲いていた。

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 ムラサキヤシオツツジ。花は小ぶりで花弁は後ろに反らしている。

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 「岩清水」。40分程で水場がある。とても美味しい水。

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しばらく登って行くと道を半分位占領している石があった。皆で「あ~ここだ!」
と言った。昨秋この一寸上でやまねが足を痛めてしまって、この石に座って、応急処置を
した処だった。

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 休憩所のおばさんが「残雪があるから気をつけて」と言われた通り、登るに連れて残雪が見られるようになった。考えている?E君。

もう少しで「三平峠」に着くかと思われた時、雨粒がパラパラと落ちてきた。

丁度、道幅のある所だったので、合羽を着ることにした。ザックを下して用意をしていた時、

突然!!「バリッ!ド~~シ~ン!」何の前触れもなく近くに落雷があった。

全員、ビビッタ~!(まさに) どうしてコアラさん、ハリネズミさんやまねの3人が揃うと

上から「何かが」落ちてくるの?!槍の帰り、槍平小屋の少し先で、恐ろしいダッシュしてくるような

音が崖の上から迫ってきて、もう万事休す、というところで突然に霧散した体験。

天城で「落石注意」の立札を見たすぐ後の落石。そして今回と、もう充分だ。

「三平峠」も休まずに尾瀬沼へ下った。

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前回の木道でのスリップ事故で、ますます濡れた木道が怖くて靴に布(これは腕カバーの古いのを縦割りにして結んだ)
巻きつけた。 コアラさんもハンカチのお古を巻いて、多分おかげで滑らず歩き通せた。

その後、全く雷の音も聞くことなく無事に「三平下」の尾瀬沼ヒュッテに到着。ここで昼食にした。

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 不安だった「三平峠越え」も無事に終えて、尾瀬沼と燧ケ岳の美しい景色に感動した(前回は燧ケ岳が見えなかった)

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 なんと言ってもミズバショウに会えた嬉しさは格別。

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 何度も感嘆の声を上げて一面のミズバショウを見た。

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 ミズバショウの湿原。奥に宿泊の小屋が見えた。

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 去り難く、振り返ってみる。

この日は時間にたっぷりの余裕があったので峠の緊張を除けば楽な一日だった。

小屋は「長蔵小屋」。古い小屋ながら清潔でスタッフの方々も気持ちよく応対してくれた。

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 障子を開けて廊下に出るとこんな感じ。昔はランプが下がっていたのだろう。

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 夕食は6時前。宿泊者の数は少なく、ゆったりと食事ができた。とても美味しい!
E君が言うには、今までの尾瀬の小屋の中で一番おいしいよ。

お土産ショップも充実。談話室も広くてとにかくのんびりできた。

お風呂にも浸かったし、明日の事は考えずに眠った。

京都にて

6/2 クラス会当日、Eちゃんとランチのお店を探して御所付近を歩いた。昨日の食べ過ぎと朝食が

響いて「ケーキセット」でランチに替えた。

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 ちょっと古い感じのビルの1階にカフェを発見!内装すべてレトロで良い感じ。

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 きれいなステンドグラスの窓

今晩、同室のKちゃん(仙台から)、Sちゃんと合流して「天龍寺」に向かった。

私は何度か京都を訪れても、この寺に行ったことがなかったので今回は天竜寺をじっくり味わいたいと 

思っていた。他の3人も同調してくれて「八方睨みの雲竜」の天井絵を見てから庭園を歩いた。

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 世界遺産「天龍寺」の門前で

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 大きな「方丈」

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 庭側から「方丈」の中を見ると額縁のように見えて緑が絵のようだ。季節ごとに綺麗な「絵」が見られるのだろう。

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 4人で歩きながら、そして縁側に座ってじっくりと堪能した「夢窓国師」作庭の庭。

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 そのまま北門を出て竹林の道を上っていく。

竹林の道は観光客で賑わってガイドブックに載っているような静けさは感じられない。仕方ない。

突き当たると右手に「大河内山荘」の入り口を見つけた。ここの庭も見たかった。

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 庭を写したかったけれど「おばちゃん」が移動してくれない。エ~イおまけだ!

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 展望台から市内を臨む。

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 出口の手前でお茶を頂ける。お茶代は入園料(1000円)に含まれている。

「大河内山荘」を後にしたのは4時すぎ。Sちゃんの要望で近くの「宝厳寺」に行った。

しかし拝観時間は4時半までに入らないと・・・という事で小走りで寺に向かった。

この寺の襖絵は珍しく女性が、しかも近年に描いたというので一見の価値があると聞くと

皆の足が速まった。

ギリギリセーフで、私たち以外は拝観者もなく、「ごゆっくり」と言われて「お~報われた~」。

写真は撮れなかったが、朱と赤が基調の女性と僧侶?と子供が描かれてある。色に全く派手さを

感じさせない静かな襖絵だった。

お礼を言って、ここの静かな庭園もゆっくりと散策することができた。

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 「宝厳寺」の庭。

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竹箒みたいな垣根。


夕方からホテルで学生時代の懐かしい面々と会い、楽しい時間を過ごし、部屋の4人で今日の

楽しかった見学の話やおしゃべりは尽きなかった。


翌日、今回幹事さんが「錦織り」の龍村光峯さんの夫人だったので午前中、工房の見学が出来た。

気の遠くなるような工程、素晴らしい作品の説明など文字通り見て学ぶことが出来た。

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光の当る角度や見る方向で色が変わって見えたり立体的に織が浮かんで見える。


久しぶりの京都なのでブログ友のyaliさんと駅で再会の約束をしていた。yaliさんがもう一人、

誘って来てくれた。ヒャ~!さんきらいさんも待っていてくれた!会った事がないのにすぐに分かった。

うれしいなぁ~。

3人でランチをしていっぱい話を「聞く」事が出来て楽しかった。お二人の「早口関西言葉」に

目をパチクリするばかりのやまねだった。yaliさん、時間を作って下さってありがとうね。

さんきらいさん、フットワークの軽さはとても真似はできませんよ!10日位出かけていたのに

ここまで来て下さってありがとうね。本当に楽しいひと時でした。あ~写真を撮るのを忘れたっけ!
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