やまねの日記

やまねの山歩き

2013年02月

青森へ②

「(青森)弘前の旅・後半」
何といっても今回、是非とも訪ねたかったのは『レストラン山崎』。弘前はおいしいフレンチ

レストランの集まる町と言われているらしい。調べてみたら予約をして行った方が良いとの事だったが、

季節、曜日を考えたら直行してもよさそうな気がした。

念のため教会探訪の前に予約をしてから訪れた。店内はシンプルな内装で、山行みたいな服装、しかも

ザックを担いでいたので気が引けたが「ノープロブレム!」であった。

ランチ3コースがあったが、私たちは1500円のコースを頼んだ。

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 ここのお店のこの「奇跡のりんごの冷製スープ」は外せない。
リンゴの芯までパウダーにしてふりかけてある。「ジュースみたいかしら?」なんて思ったら
失礼!「こんなに美味しいスープは初めて」が味わえる。

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アウルさんのチョイス。カボチャのスープ。これもとっても美味しかった!

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 豚肉料理

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 「サクラマス(鱒)」の料理

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 デザートはバニラアイスクリームとモンブランをきれいにセットしてあり、
文句なくいただいた。それにコーヒー。

ここのフランスパンがとても美味しくて久々に「美味しいフランスパン」に会えた!と思った。

お料理をサービスしてくれた男性が「地元の方ですか?」尋ねるのでアウルさんは「いえ、東京から

わざわざお料理をいただきに!とても美味しかったです」と告げた。こちらでの代金は

「奇跡のリンゴのスープ」と「サクラ鱒」がそれぞれ+500円で一人2000円。口もお腹もお財布も

満足のお値段。会計が済むと「ちょっとお待ち下さい」といわれ、お店の男性はシェフと共に戻って

きて、丁寧にシェフが挨拶に出てきてくれた。「あっ、本に載っていたおじさん!」と2人で小さな声で

話した。そしてレストランの2軒先にある「パティスリー山崎」に案内して貰ってリンゴのお菓子を

ゲットした。お腹も気分も良く、もう少し「洋館」を訪ねて雪道を歩いた。

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 青森銀行(今は記念館)

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 弘前図書館。現在は向かいにたいへん立派な図書館があるが、この建物も記念館のようになっている。

明治時代に木造洋館を建てるセンスが素晴らしい。特にこの図書館の外壁の色使い!そしてこの町で

決して浮き上がることなく溶け込んでいる。

歩き廻っているうちに、新青森までの列車の時刻が迫ってきたので急いで駅に戻った。

弘前→新青森は奥羽本線の下り・特急つがる3号で約30分の乗車。

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 新青森駅の駅前に出て、駅舎(立派!)をパチリ!何とも立派な駅舎。

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 コンコースに棟方志功の作品を題材に大きな壁画が飾られている。

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 アウルさんがそれを撮影。画面が大きい(i-pad)ので、迫力ある写真が撮れていいなぁ!

楽しかった1日旅行も満足感いっぱいで、帰りの車中の人となった。

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 車窓から、雪景色。さようなら!

今回は思いっきりの遠出。次はどこまで行けるかしら?

青森へ

1月29日、アウルさんと青森県の弘前へ行った。新幹線が新青森駅まで開通して

初めての利用。新幹線でないと鉄道での「日帰り」は難しい。

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 東京⇔新青森と新青森⇔弘前(特急つがる)の指定席を一応、確保して出発した。

家を5:20に出たが未だ薄暗い。久しぶりの早起きで頭の中は殆ど活動開始していない。

それでも途中駅から乗ってきたアウルさんと無事合流できて一安心。

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 朝食のサンドイッチを買って【はやて11号】に乗り込んだ。

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 上野駅の地下から抜け出ると空は良く晴れ上がって明るくなってきた。
空を車窓から見上げると未だお月さまがくっきりと見えた。

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 7:00近く、大宮付近から見事な富士山がみえた。我が家の方と違う姿でかなり大きく
見えて驚いた。

反対側の車窓からは朝日を背から受けたシルエットの筑波山もしっかりと見えた。

新幹線は速い。3時間半で「新青森駅」に到着した。ホームに降り立つと空気が透明で

冷たい。初めて降り立つ駅はうれしい。

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 ここから奥羽本線の上り「秋田」行き「つがる4号」に乗換える。

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 向かいのホームには「津軽海峡線・スーパー白鳥」が入線していた。
「これに乗ると北海道に行けるんだなぁ」ちょっと乗ってみたくなってしまった。

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 そうこうしていたら「つがる」が入線してきて、乗り込んだ。2つ目が目的地【弘前】である。

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 雪の平野を30分走ると「弘前駅」に到着した。

駅前から100円の循環バスで「弘前城公園」へ。

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 これがポスターでお馴染みの「天守閣」。

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 「弘前城」の道標をみつけた。「お城は向こうだわ」と喜んでいるところ。

雪に埋もれた公園内は静かでなかなか良い感じだ。しかし、勉強不足のやまね等は

この先に「松本城」のような立派な本丸を想像しながら奥へ歩いて行ったが、現存は「天守閣」だけ。

桜のシーズンの写真では大きな天守閣に見えたが実際は、かなりこじんまりしている。

それはそれで、分かると不思議な親しみを感じた。

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 雪の公園を歩くアウルさん。

公園の東門を出ると、近くにNHKの建物があるので、荷物整理やら、これから見物したい明治時代の洋館への

地図を調べた。それに弘前市は美味しいフレンチレストランが多い事で有名だそうだ。是非、行ってみたい

レストランに予約をいれた。

レストランに行く前に尋ねたい建物があった。2つの教会堂だ。

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 「カトリック弘前教会」この聖堂は1910年(明治43年)に新築された木造モルタル造り。

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 聖堂に入った所に小冊子と献金箱が置かれていたので、少額の献金をして小冊子をいただいた。
正面の祭壇は当時の神父がアムステルダムの教会から譲り受けたもので、貴重な芸術作品だ。
何人かの聖人と言われた人が祭られている祭壇は信者でなくても重厚な宗教芸術の素晴らしさを
感じられる。

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 聖堂の左右の壁にはステンドグラスがあり、聖書に書かれた物語が描かれている。
これは、聖書の最初の書、創世記の天地創造からエデンの園、失楽園、ノアの箱船までを
描いてある。

次は、カトリック教会から雪道を歩いて10分程にある「日本キリスト教団・弘前教会(プロテスタント教会)」を訪ねた。

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 外観は木造では珍しい「双塔式ゴシック風」で1906年(明治39年)に建てられた。

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 教会の前の道路沿いに「弘前教会」のあらましが掲げてあった。明治時代の東北に種子が蒔かれたキリストの教えが厳しい時代を超えて伝え続けられている。

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 礼拝堂の内部。カトリックの様な装飾的な祭壇はなく、旧・新約聖書を拠り所とする聖書が置かれている。

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 この籠は礼拝で献金を受ける籠。津軽の伝統工芸のあけび細工。あけびの蔓で編んだもの。
籠の奥に、ユリの花の彫刻を施した説教台とその上に大きな聖書が置かれている。

2つの明治時代の教会を訪ね、時刻は1時を回った。お腹も空いてきたし予約の時間まで間もなくだ。

レストランを捜しながら2人の雪道散歩は続く。

横浜~鎌倉の森を行く

「ちーむ・やまね」の今年初めての山歩き。前の週に大山に行く予定だったが

あの「豪雪」(都民にとって)で3~40cmの積雪と崩壊した登山道もあるとかで

すっかり予定変更して、横浜~鎌倉へのハイキングに出かけた。

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JR根岸線・港南台駅から30分ほどで【円海山】への尾根道にはいる。(柵で山頂は踏めない)

横浜市は丘陵地の開発で新興住宅建設が進み、自然の破壊が懸念されたが、鎌倉市と隣り合わせた

この地域に「横浜自然観察の森(700ha)」はじめ、「金沢市民の森」「金沢自然公園」「瀬上市民の森」

「氷取沢市民の森」「釜利谷市民の森」「能見堂緑地」「峯市民の森」がほぼ地続きで繋がり

横浜市で最大の貴重な緑地を形成している。これらの緑地の中には幾つものネイチャートレイル、

ハイキングコースが整備されている。

大きな地図の看板を眺めて、4つの森を越えて鎌倉の天園を目指して歩きはじめた。前日の夜から

雪が積もるかもしれない予報だったので、待ち合わせ時間を1時間遅らせて出発した。

電車が横浜に近づくと、だんだん青空となり、もうそれだけで嬉しい気持ちに満たされた。

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 尾根道から左手(北東方面)に横浜のシンボル、ランドマーク・タワーが目に入る。
反対側(こちら)は鎌倉方面の丘陵が見える。

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間もなく「いっしんどう広場」に着いた。ここから道が派生していて「ちーむ」は右折して
「円海山」方面に行ってみた。

柵があって、山頂には入れず。NHKの中継施設と赤白のタワーが建っているだけだった。

いっしんどう広場にもどり

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 「ここから富士山が見えるんだ~」と捜す。

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 冬枯れの木々の上にかすかに白い富士山の頭が見えた。

「ちーむ」は「大丸山(おおまるやま)・鎌倉天園」方面へ進んだ。

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 ふっと左奥を見ると、円海山のタワーが見えた。

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 ここから、さらに尾根道を進む。途中に大きな「エノキ」があり、〈板根〉の説明が記されてあった。

このまま尾根道を行けば、左手に【大丸山】への登り口になるが、途中で左折して「ひょうたん池」を経由して

行こうということになり、階段の道をグングンと下って行った。谷底みたいな静かな処に出た。

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 ここが「ひょうたん池」。水はほぼ涸れて湿地状態。脇にせせらぎが流れている。板の上を
歩かないと「ブシュ~」と靴が潜りそう。1か所は板に乗った途端、板ごと泥水に浸かった。

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 やっと安全地帯まで進んだY子ちゃん

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 この「金沢」は横浜市金沢区の事。

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 さて、ここから【大丸山】に上り返す。

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 のぼり始めは鉄の階段。そしてふつうの道の階段をひたすら登る。(でも、ほんの6分)

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 山頂に到着!ここは横浜市の最高峰!(156,8m) 1568mではない。

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 海の方まで見える。空は青いし、日差しがあって暖かくなってきた。

ここでお昼ご飯。カップラーメン、おむすび、茹で玉子・・・エトセトラ。

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 最後にドリップコーヒーとすごく甘い安養芋を炙ってデザートに。
「トンビに注意!」の貼紙をみて、空を眺めると悠々とトンビが飛んでいるではないか。最後まで
気を緩めずにしっかりと食糧を確保しながら食べた二人。

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たっぷりとお腹を満たしたら横浜市港南台~鎌倉市「天園」に続く「自然観察の森」を行く。

ところが、この区間はグショグショの悪路続きで「滑る~」「こんな処で転びたくない~」の連続。

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「市境広場」という所を過ぎて 右手に広い霊園を見渡しながら進む。間もなく「切通し」を通過。
鎌倉らしい雰囲気となってきた。

途中、道が倒木とともに崩落したのか、脇に道が切ってあった。滑りやすい地層でしかも湿っている。

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 でも、上手く階段を切ってあって、以外と歩きやすく急な斜面も無事に通過。

途中、天園休憩所も素通りして、先を急ぐ。いつものようにタイワンリスが急に出てきて驚かされる。

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 ついに「瑞泉寺」へ下る分岐に来た

「瑞泉寺」は花の寺でも有名で、昨年の3月、梅を愛でに来たことを思い出した。

ここから鎌倉宮、八幡宮を経て、JR鎌倉駅までひと歩き。裏道をのんびりと歩くのがいい。

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 懐かしい、現役の赤ポスト。頑張っているね。

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 脇道から「八幡宮」の境内に入る。拝観の人で賑やかだ。

どこかで「ケーキセット」を食べよう!と「若宮大路」を歩いたがなんとなく混んでいたので

途中から「小町通り」に折れた。ここはもっと混雑。駅への出口近くに昔からの珈琲店「イワキ」で

運よく席がとれた。

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 美味しかったこと!

約6時間も歩きまわった。こんな楽しめるハイキングコースが近くにある事に目覚めたY子ちゃんも

(もちろんやまねも)満足の一日だった。
 
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