【姨捨】散策の続き
姨捨の観光と言うと、棚田と水を張った田に映る月の姿。「田毎(たごと)の月」の観賞。
その月を愛でながら俳句を詠むことだろうか。《長楽寺》という寺の境内に芭蕉はじめ多くの俳人の
詠んだ、俳句の句碑がたくさん建っている。



こんな小さな田にも月は映るのだろう。斜面は公園で遊具があり地元の子供たちが遊べるように
ゆっくりと回る時間が少なかったので「長楽寺」付近を歩いた、広い棚田に行き着けなかった
のは残念だったが、「棚田」か「お蕎麦」と言われたらやっぱり蕎麦に軍配が挙がった。



観音堂を風雨から守っているように感じられる。

秋の紅葉の時期はまた違った風情を感じられる事だろう。観音堂の階段下にここで俳句を詠んだ
人の句碑が幾つも建てられている。
「姨毛(おも)かげや 姥ひとりなく 月の友 」 芭蕉




上を見ると電線に鳥がとまっていたが、



なんとな「{もったいなくて」まだ家に飾ってある。
ホームで荷物整理をしていると向かいのホームにいたご夫婦がいろいろと情報を尋ねるので
私たちも向こうに向かって大きな声で返事をして・・・こんなにかわいいローカル線の駅だから
できること。しばし、会話を楽しんだ。
14:07の電車に乗り込んだ。車窓から姨捨の景色が過ぎてゆく。
次の【稲荷山】駅の手前で電車が止まったので、駅かと思ったらそうではない。またスイッチ
バックしている。

ここで待機している。


無事に駆け抜けた。何となく「こっちに来たらどうしましょう!」という感じだ。
家に帰って鉄道好きの子やまねに聞くと、このスイッチバックの方式はここしかないらしい
珍しい方式だとか。
2人で感想を述べ合っているうちに14:40に長野駅に到着した。
お土産を買って、どうしても食べたいお店に急いだ。

必ず、寄ってしまうお店となった。
15:50の新幹線で夕方には東京に戻った。家族が「峠の釜めし」を異様?に好むので2個も
背負って帰った。
アウルさん、お世話様でした。結構2人で盛り上がった素晴らしい旅だった。