やまねの日記

やまねの山歩き

2012年04月

丹沢表尾根①

東京の桜もすっかり散って、ちーむ・やまねも気合を入れて歩こう!という事で、3年ぶりで

「丹沢表尾根縦走」を計画した。

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コースは地図右側中央の赤い線の所(ヤビツ峠)から赤で示された登山道を進んで、左上の
塔ノ岳まで、その下りは垂直に下る感じの大倉尾根(通称バカ尾根)を7km/標高差1200m
を「膝で笑って、泣き顔で」の帰路なのだ。

秦野駅発ヤビツ峠行きのバスは平日、8:18ただ1本。ずっと前は座れて行ったのに、遅くても

15分前にはバス停に着きたい。50分立ってヤビツ峠まで揺られて着く頃には、半日の行程が

終わったような錯覚に陥る。

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 秦野駅からバスで終点ヤビツ峠へ。20分舗装路を下っていくと「富士見山荘」前に着く。

ここから左の道を進むと右手にいよいよ塔ノ岳への縦走路がはじまる。

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 40分程登ると景色が開けてきて、振り向くとお隣の大山がどっしりと構えている。
  
この日は曇っていたので富士山が見えなかったが、晴れならこの辺りから左手に見える。

二ノ塔まで一気に登った。次の三ノ塔までは少し泥濘があったり滑りやすいロームを

下ってから登り返す。

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 三ノ塔(1205m)山頂は広いが風が強いと半端でない。避難小屋があるので、一度、
お世話になった事がある。もう、お腹のムシが騒ぎだしたので、おにぎり1個を食べた。

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中央に見える烏尾山(1136m)のピークに三角屋根の小屋が見える。晴れていれば塔ノ岳山頂まで見えるが、ガスっている。

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 烏尾山々頂直下。おにぎり効果で難なく到着した。

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 これが三角屋根の「烏尾山荘」まだ、クローズしている。

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 さて、次は【行者岳】(1209m)。ここで丁度12:00になった。

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 行者岳から南側の眺望

この先は鎖場ややせ尾根、崩壊地の通過で気をつけたい行程が続く。

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 慎重に降りるY子ちゃん。鎖が掛け替えられてピカピカだ。

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 鎖場が終わるとすぐに上りになるが、見るも無惨な山肌。渡り廊下のような木道を行く。

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 その木道から振り返ると、さっきの鎖場を降りてくる人が見えた。右奥の山頂は三ノ塔。四角い
避難小屋が見える。

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政次郎の頭。
 
この先少し行くと広場のような処とベンチがあった。多分、「書策小屋(かいさく)」の跡地の

ようである。

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 【行者岳】から1時間で【新大日】(1340m)に着いた。宮ヶ瀬方面への分岐点となっている。

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 「新大日茶屋」。勿論、営業はしていない。

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次は「木ノ又小屋」脇の階段に残雪があったのでぬかるみで汚れた靴を洗って(?)いる。

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「わ~後700mだ!」こういう標識は元気付けてくれるのだ。

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 【塔ノ岳】への最後の上り。何となく周りがガスってきた。この辺の木々はまだ芽吹いていない。

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【塔ノ岳】(1491m)nに到着!山頂の「尊仏山荘」。さぁ、お弁当にしましょう!

    続く

高尾山・春の花を探しに

4月13日、高尾山に春の花を訪ねて歩いた。2月に【景信山】に同行したKさんと行った。

朝はのんびりと出発したので高尾山口の駅前は賑わっていた。

ケーブル駅の手前の草むらに一株の「カタクリ」をみつけた。藪の中にうずくまるようにあったので、

多分、誰も気が付いていなかっただろうと、ちょっと得した気分。

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 駅からケーブル乗り場まで多種の桜が丁度、満開で2度目の花見が出来た。

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 【タチツボスミレ】

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 図鑑に出ていないので、ビジターセンターで聞いてみると、「これは園芸種のスミレを誰かが植えて
交配でできたものでしょう」との事。山から盗掘する話しは聞くが、植える人がいるなんて考えても
みなかった。

この日は久しぶりに6号路を登る事にした。途中で出会った花々。

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 【ユリワサビ】

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 【タマノカンアオイ】
 (多摩の寒葵)春から花を咲かせるそうだ。まだ葉だけ。

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【ハナネコノメ】
 もう花も終わりで真っ赤な雄しべの葯がないので、てっきり違う花だと思った。ビジターセンターの
方に教わった。ありがとう!

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 【カントウミヤマカタバミ】
少し暗い林の中でも白い花を目だって、とても可愛い。

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この花が見たかった!
【ヤマルリソウ】ムラサキ科。丸くてビミョウな空色の花弁が愛らしい。
2枚目は珍しく、白花だ。

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 【マルバスミレ】?

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 【エイザンスミレ】
このスミレも大好き。きれこんだ葉が特徴で花色も綺麗。

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 【ナガバノスミレサイシン】

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 【ヨゴレネコノメ】
 名前はかわいそうだが群生したものは「ヨゴレ」なんて言わせない!

 山頂は人でいっぱいなので、静かな「日影沢」への道を下り、初めのベンチを見つけて、

そこでお弁当にした。途中で日影沢林道に出る。

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 あった!あった!【タカオスミレ】
これも見たかったスミレ高尾の固有種。

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 【ヒカゲスミレ】タカオスミレはこの品種である。

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【ミミガタテンナンショウ】
高尾でこの種が多い(ほとんど、これではないか?)

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 【ミツバツツジ】
 日影沢の入り口(出口)で。明るい色は本当に華やかだ。

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 【ニリンソウ】
 忘れてはいけない。6号路の山側の斜面に咲いていた。勿論、日影沢の沢沿いに群生していたが
まだ蕾が多かった。

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 本当にのんびりと高尾を歩いて、「日影」からバスでJR高尾に。
今回も「打ち上げ」に「黒豆チーズケーキ」(名前は忘れた)を食べた。

Kさんと話している内に、同じ高校の生物部で【立山】縦走に2人共、参加していたのが分かった。

やまねの初めての3000m峰の山歩きだった。懐かしいね~。Kさん、お付き合いありがとう!

また一緒に歩きましょう! 

里山散策 (小野路)

4月7日、わくわくしてこの日を迎えた。《多摩センター駅》からバスに乗り、大学の公開講座に

初めて出席するやまね。

この大学のキャンパス~周辺一帯は「小野路」という【日本里山百選】に選ばれた里山で

「多摩の自然と植物を見つめる」と言う講座の1回目。遅刻してはいけないと30分も早く着いて、

ハーブガーデンでやはり早く来た方とお喋りをしていた。あ~、いつもお喋りで「道まちがい」をして

しまう私。気が付いたら開始時間が過ぎていた。2人で大慌てで教室に行こうにも、広くて早くも

道迷い!「こっちですよ~」と声を掛けられてやっと教室になだれ込んだ。

オリエンテーションと多摩の地形、地図の見方、植生などのお話を聞くものの、50%も理解

出来ただろうか?考えている間もなく、フィールドノート、ルーペ、お弁当等を担いで教室を出る。

これまた、用意がいつも遅いので教室をビリで出発!すぐにキャンパス内の木や草の観察と説明が

始まる。沢山、写真を撮って(景色と植物の)と思っていたが、そんな暇、全くない。先生の説明を

聞き逃してはいけないと必死。それでも「小野路」の道を歩いて、楽しい「お勉強」が出来て、かなり

ハイ状態で帰路についたのだった。写真は、ほんの一部の植物。

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春の野山に飛び出すと、この【キブシ】の花にきっと会える。

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大学の圃場(畑)の脇に【フサザクラ】が丁度さいているというので行ってみたが、まさかこの
「蕾?」。【フサザクラ】は初めて見た。花弁のないサクラ。先生が10年前、種を蒔いて
ここに植えたのだそうだ。

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【キランソウ】というより【ジゴクノカマノフタ】とよばれている。日なたの斜面で。

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 【イチリンソウ】。もう咲いている頃なのに今年は遅れて、まだ堅い蕾状態。湿地の奥に分け入って
見せてもらった。

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 【セントウソウ】。可愛らしい白花が集まっている。セリ科。

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 【コオニタビラコ】これが本当の「春の七草」の【ホトケノザ】の正体だ。

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 【タネツケバナ】これは田んぼの乾いたところしか生えない。道端などでみかけるのはこの変種らしい。

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 【レンゲソウ】春の田んぼはピンクの絨毯のようにこれが咲いていたのを見た事あるが、このごろは
珍しいそうだ。

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 少し山道を登った所でこれから咲く【アカネスミレ】

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 林の斜面を気を付けてさがしたら自然の【シュンラン】が咲いていた。

この日は冬のような寒さで手が凍えそうだったが先生も私達も熱~い一日を踏破した感じだ。

来月は「丘陵」の植物を訪ね歩く予定。 

九品仏境内を散歩・桜

自由が丘(目黒区)の帰り道、九品仏(くほんぶつ)の桜はどんなかしら?と一寸、寄り道をした。


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駅前の信号を渡り、50mくらい参道を行くと山門がある。中の方が少し見えて期待できそう。
残念なのは注意書きの看板がやたら目につく。

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こちらは東側の山門。両側に仁王の立像がある。
枝垂れ桜が良い感じだ。

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境内に入ると奥の方に庭園がある。子供の頃、良く遊んだ境内だが、もう子供たちが駆けずり回る事は
できない。犬の散歩もだめ。ちょっと寂しい気持ちになるのは私だけではないだろう。

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桜の木も植えられてお花見の散歩には程良い。

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桜の花のめがけて、ヒヨドリやオウムの声が大きく響く境内。

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遊歩道が整備されて歩きやすいのも高齢者の方々には優しい道と言える。


きれいな境内を静かに桜を愛でて散歩するのにはとても良い雰囲気のお寺。

昔を懐かしんで来てはいけない場所だった。

4月6日・やまねの庭

4月6日の「やまねの庭」のようす。

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「わたしが案内しましょうね」

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 なんといってもことし初めて咲いた【ニリンソウ】
 「ウヤウヤシイ感じが わたしそっくり!」

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 【タチツボスミレ】
「この花も春の妖精 わたしみたい!」←何を言っているのか分かってる?

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 4月になっても【クリスマスローズ】

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 【ヒメオドリコソウ】
「あっ!雑草だ!」なんて言わないでね。

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 【ムラサキケマン】
「山にいかなくても わたしの庭で雑草化していますわ」

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 【ネモフィラ】というより【Baby-Blue-Eyes】の呼び名がぴったり。
「わたしの可憐なお目目のようね」


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 【シュンラン】
「目立ちたがり屋のわたし。この方のように佇んでいたいわ」

あ~疲れた。うさぎちゃんにはもう引っこんで頂きます。
                        おしまい  
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