やまねの日記

やまねの山歩き

2011年09月

ツルリンドウ

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これは9月8日に高尾山で見つけた「ツルリンドウ」。初めてみたので「何だろう?」と手に取ると、

「花はリンドウだけど、長いツル(蔓)の途中に可愛い白紫の花を付けているのでツルリンドウとでも

いうのかも?」と家に帰って図鑑を開けるとまさしくその名が載っていた。

写真の花の上部と下部に蔓のあるのが見える。

見つけた所は「稲荷山コース」に入って5分程登った右手の斜面。殆どの人は脇見もせずに登っている

ので見て貰えない「ツルリンドウ」。嬉しそうにこちらを向いていた。

夕映えの富士山

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9月18日のの夕方6時少し前。神奈川県の逗子の小高い丘からの富士山。

言葉はいらない。ただうっとりと眺めていた。

仙丈ガ岳 3 小仙丈ガ岳~北沢峠

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富士山をズームで。

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さぁ、小仙丈ケ岳へ出発!」

ここからは気持ちの良い稜線歩き。

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稜線上から左手に薮沢カール~馬の背がが見渡せる。仙丈小屋も見えた。

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 まさに雲上の散歩道。正面に甲斐駒、左奥に八ヶ岳を見ながら行きましょう。

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 途中、仙丈ケ岳を振り返る。

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 小さなピークを超えると馬の背ヒュッテが見えた。

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 小仙丈の山頂が見える。もう、ひと登りだ。

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 仙丈ケ岳から約1時間、小仙丈ケ岳に到着。
ここからの展望も素晴らしい。

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甲斐駒から連なる三ッ頭、鋸岳(殆ど雲隠れ)奥に八ヶ岳

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 反対の方角(南東)には白峰の山々。

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 小仙丈からは急降下となり、50分ほどで5合目の大滝の頭に出る。馬の背ヒュッテへの分岐でもある。


土曜日なので、早朝から登山者が多く、幾度も登りの人の待ち時間があった。

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 待っていると脇にセリバシオガマが咲いていた。

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 9時45分に北沢峠に無事、到着した。

仙流荘までのバスは10時過ぎに出発して、薮沢大滝が遥か上方に見えるところで停車してくれた。

林道のすぐ脇にカモシカが現れて、まるで私たちを見送ってくれているように、ずっとこちらを

見ていた。バスも止まってくれたので皆でカモシカの姿をじっくりと見ることができた。

仙流荘で汗を流して、昼食を頂いてから南アルプスに別れを告げた。

今回はトラブル続きであったが、もう一度のんびりと「南アルプスの女王様」に謁見したいと思った。

p.s もうひとつ、大きなトラブルがあった。仙丈小屋に携帯電話を忘れてきてしまった!

「あ~っまたやっちゃった」

添乗員の方、小屋の方のご親切で無事、手元に戻った。ありがとうございました!



 

仙丈ヶ岳 2

翌朝、4時起床の予定なのに20分過ぎに、隣りの人が「皆、起きないの~!」と言われて全員あわてて支度を始めた。

5時、朝食、5時半出発というハードさ。目が覚めたら、昨日の疲れが少し、ましのようで朝食も普通に食

べられたし何とか頑張れそう、という気分で少しホッとした。

小屋の前に出てみると雨はすっかり上がって雲海に山々がぽっかりと浮かんでいる。

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 お隣りの【甲斐駒ガ岳】の姿がやっと見えた。

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朝焼けの空の【甲斐駒】

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 雲海の奥には北アルプス、槍穂連峰も見える。

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 今回、お世話になった《仙丈小屋》

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 右から【甲斐駒】、奥は【八ヶ岳連峰】

その20分後

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 明るくなってお天気も良くなってきた。

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 【仙丈】の山頂へは小屋のすぐ前から登る。

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 山頂に向かってガレ場を登って行く。

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【北岳】の肩越しに【富士山】が見える!

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 山頂を踏むことができた~!

今回の【仙丈ガ岳】で最も感動したのは、思いがけずに2日目に晴天に恵まれた事と

なんとメンバーの中の1人の方が「日本百名山登頂達成」の瞬間に立ち合った事だった。

素晴らしい青空のもと全員、拍手と歓声で盛り上がった。

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 左の方が「百名山登頂」を達成された方。右は友人の方。

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 百山目を【仙丈】で迎え、みんなも自分の事のように嬉しく、顔がほころんでいる。

天候が心配だったけれど「お日様」もお祝いしてくれたのでしょう。

素敵なひと時、出発も15分余計に取ってくれた。

仙丈ヶ岳(3033m)

8月26~27日、初めて「お泊りツアー」に参加して、南アルプス【仙丈ヶ岳】を登った。

①新宿~伊那~仙流荘~大平山荘=藪沢ルート=馬の背ヒュッテ=薮沢カール=仙丈小屋

②小屋=仙丈ヶ岳=小仙丈ヶ岳=大滝ノ頭=北沢峠

7月に行く予定だったが台風で蹴られてしまった南ア。それでも「花の名山」と謳われる

【仙丈ヶ岳】(この時期、花も少なくなってきているだろうが)に惹かれて参加した。

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 ルート

イメージ 2  中央道が事故による通行止めに遭い、大渋滞に巻き込まれ2時間のロスで
12:30に南アルプス林道の入り口の「仙流荘」に到着した。約25名のツアーだったので
北沢峠(実際は大平山荘前)までのバスを出してくれた。

ゆっくりと昼食を取る時間もなく、バスの中で食べる羽目となった。これがすっかり

お腹の調子を狂わせてくれた。

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 バスの運転手さんはいろいろと景色、自然の説明をしてくれて、時にバスを止めて
くれた。白く崩壊しているような崖を横筋が何本か見えるが、これは「カモシカ」がつけた、
通り道なのだそうだ。

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 約1時間で「大平山荘(おおだいら)」前に着き、すぐ横手から登山道に入る。

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 山荘前には《オオビランジ》が満開だ。

樹林帯を登って行く。

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 上り始めて1時間。急坂が続く。のんびり止まっている時がないので手振れが~。

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薮沢の左岸に渉って行くと雨がポタポタ。雨具をつけて沢沿いの急坂をさらに登る。

お腹の具合は良くないけど「シャリバテ」。息も上がってしまって、「もう、ダメ」状態。


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なんとか頑張って「馬の背ヒュッテ」に到着した。雨は治まって、雨具も仕舞い、10分ほどの休憩で

あとひと踏ん張り。明るい馬の背の稜線に出ると空が、明るく、ガスも少し取れてきたようだ。

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稜線に出るとハイマツで覆われている。ホシガラスの仕業だろうか?ハイマツの若い実が突っつかれて転がっている。一休みして、北東側の山々を眺めた。

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「仙丈小屋」が見えた! あと一息だ。

ここが一番苦しくて、ついに足もあがらなくなった。後ろに人がいるのが気になって、先に行ってもらった。

後ろにバテ気味の「仲間」が2人いて、3人と添乗員の方の4人でのんびりと小屋まで歩いた。

小屋の少し手前に水場があった。今年は雨が多く、水量が豊富で本当に冷たい水。添乗員さんは

「ゴクンゴクンうまい~!」と飲んでいたが、やまねはお腹が心配なので、一口飲んだら本当に

体の末端に向かってジ~ンと浸みわたる感覚がした。

夕方6時15分前にようやく小屋の方の励ましの声で到着できた。「あ~、ツカレタ~」

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 小屋の前からの夕暮れ風景(6時15分頃)

やはり、体調が悪くて、夕食は殆ど食べられず、寝床に入っても寝付けず。追い打ちをかけるように

やまねの隣りの添乗員の女性の向うに寝ていた添乗員の人が憎たらしい位、大いびきをかいている。

『蹴飛ばしてやろうか~!』と思った。夜中には雨がトタン屋根を叩きつけるように降り出した。
ギャラリー
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
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