続き
烏帽子小屋の前は【イワギキョウ】が一面に広がっていた。小屋の方が保護してここまで
烏帽子小屋の前は【イワギキョウ】が一面に広がっていた。小屋の方が保護してここまで
雲上のガーデンに育てあげたのでしょう。1年のほんの一時期、丁度、見頃の花に出会えて
なんと幸運な事だろう。どれも撫でたくなるくらい可愛い。



その中に白いコマクサが目を引いた。
全く展望は絶望的でも雨は大丈夫のようなので、一応、雨具、水、デジカメだけは持って、
12:40に小屋を出た。
地図によると烏帽子岳往復はのんびり歩いても2時間あまり。充分な時間があるので展望のない
砂礫の道をキョロキョロしながら進む。

コマクサが脇の斜面に咲いている。そこからは、コマクサのプロムナードの始まりだ!

斜面が落ち込んで見えなくなる所まで一面のコマクサ。しかもどの株も開花している。

【ミヤマコゴメグサ】これは指先くらいの大きさ。

【タカネニガナ】やはり稜線上の植物は背が低くガッチリとした印象を受ける。

【烏帽子岳】の手前の【前(ニセ)烏帽子】を越えるのだが、その山頂は?と見ると剣の刺してある所が見えた。
いよいよ【烏帽子】を目指して下ろうとしたら向こうから、午前中、ブナ立尾根でお会いしたカップルの2人に出会った。
そこで、しばし山談義をした。山で出会うと誰もが自然と会話が弾むのが楽しい。

【南沢岳】【不動岳】方面との分岐に出た。

【タカネツメクサ】

登るY子ちゃん

子ガニのヨコバイと言えるでしょう。向こうで「OKよ!」とY子ちゃんが言っている。
譲り合いをしてしまった。
それなら!と

2人で一緒にタッチしよう!!(足場が狭くて苦労した)

ここが【烏帽子岳】のてっぺん。右下にタッチした柱が見える。
山頂の近くの岩に座って、しばし、おしゃべりをした。山頂を2人占めにして、まったりと
良い時間を過ごせて本当に来られて良かった~、としみじみ感じた。

鎖場をくだる。落ち着いて通過すれば大丈夫。

帰り途
見ながら熱いコーヒーを入れて乾杯!これ又、至福の時と言えましょう!

夕食。とても美味しかった。
とにかく掃除が行き届いていて(特にトイレは清潔、無臭に気遣っている)古い小屋でも、
気持ちよく過ごせた。スタッフの方々も優しい。
良い気分ではあったが、明日の天気がちょっとダメそう。
ウ~ン、烏帽子岳の姿すら見られずに下るのは残念・・・。
続く。