やまねの日記

やまねの山歩き

2010年09月

ハクセキレイ

8月初旬、信州に出かけた。《美麻》(安曇野の北)で例によって信州蕎麦に舌鼓を打っていると

居た!窓辺の中庭をツンツンと歩いてくる鳥が一羽。

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 可愛い、【ハクレキレイ】窓越しではあるが、余り人間を恐れない。

だんだん近づいてきた

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 夏でスマートに見えるのか、若鳥なのか?

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 餌をツンツンと探している風だった。緑の草でもついばんだと思った。

パソコンに画像を落として見たら「ギャ~、バッタだ~!」

【ハクセキレイ】はムシを食べるんだよね。上手くキャッチしたね。

アレルギー (痒みからの解放)

約10年前に発症した植物アレルギーに悩まされてきた。悪いことに良くなったり悪くなったりの

繰り返し。その間に「花粉症」にもみまわれて、春~夏は特にアレルギー性結膜炎で「潤んだ瞳」

なら良いけど「鼻垂れ小僧」も併発で頂けない。それがこの数年、花粉症が現われなくなったが

その代わり、冷たい飲み物が上顎に触ると10回以上のクシャミに襲われるようになったり、

やっぱり都会の生活には適応できないのかなぁ?と悩んでいる。

手の痒みは薬で誤魔化しながら越えてきたが、今年の4月始めにウッカリ山歩きで太陽を素肌に受

けたところが赤く腫れて、猛烈な痒みに襲われるようになった。10年ぶりに病院に飛んでいった。

日光アレルギーも知らないうちに酷くなっていた。

気持ち悪い画像で失礼!こんなに「悲しい手」になったのは6月の始めの事。

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見るも無残な手の甲(涙)

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 手首の内側。かきまくって しまった。

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 腕も・・・左が手首、右が肘。痒い~

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 この前夜、ついに痒みで眠れない夜を過ごし、病院へ駆け込むとベタベタの膏薬を痒い処に貼り付けて包帯をするをされ、1週間程続けたが発作に襲われると我慢できず、この繰り返しの日々。

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 ステロイドに依存するのは恐れて、漢方の病院で「煎じ薬」を調合して貰う
ところが一向に収まらない痒みと炎症。

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 こんな器具(コーヒーのポット)で600ccの水+薬→300ccに煮詰めて1日で飲む。

8月初旬に知人の薦めである皮膚科の診察をうけた。その医師は、「掻かなければ必ず治ります」

とおっしゃるので、「掻くなといわれても、あの痒さを我慢しろなんて無理な注文だ!」と

涙が出てきてしまった。しかし、医師は痒みの抑え方(呼吸法から)手をいじくる癖の治し方とか

思わぬ方面からの対処の仕方を教えてくれた。薬の塗り方、塗る時期とか・・

何となく暗示にかかったみたいな気分。「出来るかもしれない!」とポワ~っと希望のようなもの

を持つ事ができた。

それと並行に、漢方の薬は「胃腸の調子は凄く良くなったけれど、痒みには全く効きません」と 

話すと薬をガラッと変えてくれた。

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 鉱物まで入った不思議な薬。

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 結局、皮膚科の薬と漢方薬の2本立てで約1カ月頑張って見た。ステロイドは極力避けて
「プロペト」と言う油のようなものを1日何回も塗って夜は手袋を欠かさず、台所仕事も極力
避けたいが無理なので2重の手袋でやってきた。

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 煎じ薬。真っ黒な300ccのオイシイ飲み物。

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 どんなブラックコーヒーをもってしても、この苦さに勝るものはないと断言します!

何度か、痒みの発作もあったがなんとか誤魔化しながら1カ月経った。

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 まだ、キタナイ手だけれど、6月の時の始めの写真と比べたら、ウソのように綺麗になりました。

皮膚科の薬が効いたのか?漢方が効いたのか?定かではないが痒みが治まって来たことは確か。

先週、皮膚科の医師に手を見せたら拍手をして喜ばれた。これからは予防に気をつけようと

言われた。まだ安心はできない。やまねは手、首、顔だけでこんなに苦しかったけど、何倍もたい

へんな思いで頑張っている人達の事を思うと、こんなに簡単に言って欲しくないと思われる

事でしょう。その思いは忘れずに持っていたい。

鷲羽岳へ ⑤ (三俣山山荘~巻道ルート~双六小屋~鏡平山荘)

Y子ちゃんは「何とか双六小屋までは行けると思うし、そこにも診療所があるので安心」という事

で、やまねが【鷲羽岳】から戻ったらすぐに出発準備を始めた。小屋のスタッフに巻き道の状態を

尋ねると「数か所、雪渓を通るが気をつければ大丈夫でしょう」と言われ、まず「巻き道分岐」を

目指して10時過ぎに出発した。

https://livedoor.blogimg.jp/yamane2019/imgs/c/7/c77e6d9e.jpg
 45分で分岐の【三俣峠】に着いた。ずっと登りが続きY子ちゃん、辛かっただろうなぁと

と思い2人で付近の石に座って休んだ。「少し、お腹に入れない?」とドライフルーツ入りの

「残りパン」を渡すと「凄い、美味しい」と食べている内に「何だか胃の具合、良くなった!」と

言うので「え~!良かった!」一安心した。巻き道を、こちらに3人の人が歩いて来るのが

見えた。巻き道も大丈夫そうだと、元気に出発した。

暫く行くと、猫の様な声が聞こえてきた。ひょっとして?と思って声の方を見ると、いました!

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 雷鳥の親子だ。

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 子鳥は後足を必死で突っ張って岩を登っている。それを心配そうに周りに敵が居ないか監視を
している親鳥。ほほえましい光景だ。

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 そんな雷鳥の姿を見送って、右手に昨日歩いた双六~丸山~三俣の稜線を見ながら行く。

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こんな雪渓を何カ所か渡り、アップダウンの道を1時間半程歩いた。雪渓の通過には踏みぬきそうな所もあり、少し回ったりして神経を使った所もあった。

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 そんな時に可愛い花に出遭うと気持ちがフッと軽くなる。【ミヤマダイコンソウ】

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 それでも予定時間通りに【双六岳】との分岐に着いた。小さな立看板が立ててあったが、アイゼンはなくても充分可能だが、雪渓の先端部の通過は気をつけたい所だ。

もう、15分足らずで双六小屋なので、少し腰をおろして休憩を取った。Y子ちゃんもすっかり

元気を取り戻して食欲も戻ったみたいで本当に良かった。今日の予定はここまでと【双六小屋】に

宿泊を頼み、念のため診療所の医師に助言を頼もうとしたら「先生は不在です」との事で、「それ

ならば、頑張って【鏡平】まで下ろうか?」とY子ちゃんの提案で午後2時に双六小屋をあとに
た。

https://livedoor.blogimg.jp/yamane2019/imgs/f/3/f378724c.jpg
 【花見平】のお花畑

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 【鷲羽岳】も見納め。

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 【弓折乗越】付近に咲いていた【ニッコウキスゲ】

https://livedoor.blogimg.jp/yamane2019/imgs/0/b/0b0e005e.jpg
 同じ所のお花畑。【コバイケイソウ】が手を振ってくれているみたい。ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ。みんなともお別れだね。

午後3時半に【鏡平山荘】に着いた。「やまねさんは一昨日も泊まられましたね」と言われ、

空いていたので広い一部屋(多分、10人位の)に2人で泊めてくれた。

しかも夕方遅く【三俣山荘】でお世話になった医師が男の子連れで現われた!嬉しき偶然だった。

「何も、この広い部屋で隣同士に布団を敷くことないわね」と両隅に布団を敷いて昨日のウップン

を晴らすみたいにザックの中身を布団の回りに並べた。

ひとつ、残念だったのは夕食のメニューが2日前と同じだったこと。

Y子ちゃんは4日ぶりにやっと睡眠が取れた。翌日、名物「カキ氷」を食べたかったが、とても

気温が低く、雨の中を【新穂高温泉】を目指してひたすら下った。週末が近いせいか、登りの

人が多い。滑る岩の道に手こずりながらも【わさび平小屋】まで一気に下った。

待ちに待った《ラーメン》の美味しかったこと!!思わず「う~ん、美味し~い!!」と言ったら

Y子ちゃんに「TVの旅番組に出られる」と言われた。

沢山の体験をして、無事に終えられた事に感謝!
ギャラリー
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
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