やまねの日記

やまねの山歩き

2010年06月

にゅう(八ヶ岳) ②

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 【にゅう】のてっぺんの岩の横でY子ちゃんが素晴らしい眺望に
ご満悦!

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 【天狗岳】をしばし眺める。

展望を堪能して、【中山】に向かうことにした。岩を下って、【中山峠】からの道に合流する。

雪や木の根っこで、中々歩き難いがなんとか稜線を歩いている事が分かった。

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所々に「覗き場」があって、「天狗」がよく見える。

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 しかし、雪が多くなってきた。

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 カモシカの足跡が・・。

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 こんなに残雪が多いとは想定外。12時も回ったので、立ったままで、おむすびをパクついた。

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 予定より少し遅れて 分岐に着く。ここを右折して、【中山・高見石】を目指す。

【中山】を通った筈だが、標示板もなく(そういえば、「にゅう」にもなかった)分からずで

残念だった。

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 【中山展望台】に到着。ここからの【天狗岳】、角度が変わって、これも良い眺め。

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 【蓼科山】【北横岳】手前の山は?縞枯れ現象が顕著である。

展望台で昼ご飯をたべた。荷物も少し軽くなって、あと1時間足らずで【高見石】に着く予定。

「さぁ、行きましょう」と展望台を後にした。

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 20分程、なだらかな登りで、気がつくと「立ち枯れの森」の中だった。「これって、縞枯れの
一部だよね」などと言っているうちに道は下りになった。

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 所どころだった雪道がずっと続くようになった。

しかも斜度のある下りには神経を使った。脇を歩こうとするとズボ~っと足が脛まで潜って

しまって足を抜くのがたいへん。いくつも深い穴があって、安全地帯は道の真ん中に残った

平均台位しか幅の無い残雪の上を歩くい事だ。それでも滑り落ち「てすってんころりん」を

したり、滑って「平均台」の上にドスンと尻もち着いたり、また、ズボ~っと踏み抜いたり。

2人で何度もやって流石に疲れて、足の裏と肩コリのお土産が出来てしまった(笑)

泣きっ面に蜂というが、霰~雨となり急いでカッパを着た。

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 「高見石小屋」が見えた時は本当に嬉しかった!雨も上がっていたし、トイレもあるし。

結局、予定の倍も時間を食ってしまった。40分が1時間半もかかったのだ。「余裕」があったので

焦らずに歩けてよかった。

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取りあえず、ザックをおいて、小屋の横から大きな岩を登って【高見石】からの展望を見た。

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 【白駒池】が眼下に大きく見えた。もうひと下りだ。(Y子ちゃんからの画像。ありがとう!)

やまねは喉が渇いて、「あのテラスでコーヒーが飲みたいなぁ」と言ったら「ここでまったり

したら何時に下に着くか分からない」とY子ちゃんに諭されて、一気に下ろう!と決心。

雪はほどなく無くなったがゴロ石の歩き難い道。1時間で【白駒荘】の着いた。新館が建って

そちらを使用しているようだ。池の前に出てみると誰も居ない!「わぁ~白駒池を2人占め!」

と大喜びで桟橋に出てみた。

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 静かな白駒池。時間は4時半ころ。

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 桟橋の右手を見ると水面から湯気が立ち上っていた。神秘的。

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 桟橋の上に立ったら雲の上に乗っている気分だった!

思わぬ残雪に涙したが、時間の余裕を持っていたので安全に下りる事ができた。

いつも発車寸前に「待って~!!」と電車も止めてしまう事ばかりだったが、「余裕」の

有難さを痛感した2人だった。

にゅう(八ヶ岳) ①

6月4日、チームやまねの2人で久々に八ヶ岳へ向かった。5:30に車で家を出発。8:30に

「白駒池駐車場」に着いた。車は数台しかいなかったが係の人は居て500円(1日)、徴収された。

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 緑色のコースを歩いた。白駒池~白駒湿原~にゅう(2352m)~中山(2496m)~高見石~白駒池

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 国道299号を挟んで、駐車場の向かいが【白駒池】(白駒の池と書いてあるが)への入り口。

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 入り口から1歩入ると別世界。八ヶ岳らしい苔むしたオオシラビソ、コメツガの森となる。

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 分岐の指標が2カ所あった。「ニウ」方面を目指す。「にゅう」は「ニウ」、「ニュウ」、
「乳」、などと色々な呼び方、表示がある。以前から《面白い名前》として2人とも興味があった。

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 湖畔の【青苔荘】前を抜けて池の周遊路を行く。ずっと木道が続き、迷う事はない。

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 しばらく森の中を行くと池の見える処にでた。雲が水面に映り静かで美しい池。

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 間もなく分岐の標識に従って左折する。

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 小さな【白駒湿原】にでる。夏には花も見られそうだが、今は寂しい。

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 湿原を過ぎると、こんな歩きにくい道が続く。

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 【にゅう】と【稲子湯】への分岐。ここから登りになる。

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 「にゅう」への道。いかにも歩きにくそうだが、まだ元気なので苦にならない。

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 【稲子湯】への2回目の分岐。

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 【にゅう】のてっぺんが見えた。赤ちゃん連れの若いご夫婦が上にいた。まだ7カ月の
赤ちゃんだそうだ。お父さんに抱かれて岩を下って行った。どうぞ、転ばぬように!と思わず
祈ってしまう。

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 【にゅう】の三角点。岩をよじ登って行く。

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 左から【硫黄岳】【東天狗】【西天狗】が【稲子岳】越しに間近に見えた。

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 【蓼科山】方面に雲がかかってきた。

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 出発点の【白駒池】がみえる。

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 足元を見たら絶壁で結構な高度感を味わった。

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 【にゅう】からの【天狗岳】の眺めは素晴らしい。

本当は、天気が心配なので、【にゅう】までのピストンでも・・と思っていたが

まだ、時間的にも余裕が充分あったので、【中山】~【高見石】を廻って行こうと決めた。

「余裕」は山歩きには絶対に必要と、この後、思い知った 「チームやまね」であった。

続く。

 




   

戸隠へバードウォッチングと水芭蕉の旅 ③

翌日、朝食後、「戸隠自然植物園」へ向かった。重い双眼鏡で昨日からずっと樹木の上を覗いて

いたアウルさんは首が痛くなったと言っていたが、早速【アカゲラ】がすぐ傍の木に飛んで来て、

Aちゃん以外の人は間近でみたのが初めてで、感激であった。この日は【ノジコ】【コガラ】

【コサメビタキ】【カワラヒワ】【アカハラ】などの観察が出来た。空模様が怪しくなって、

皆の目は地上に移っていったみたい。

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 ミズバショウは広い湿原に分布している

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 カンスゲでしょうか?

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 タチツボスミレ

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 苞の純白が美しい

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 リュウキンカ

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 ヤマエンゴサク

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 アズマイチゲ。もっと開いて欲しい。

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 木道を進むと回り一面の水芭蕉。昨日の鬼無里の物より
小ぶりで揃って咲いている。

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 エンレイソウ

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 クルマバツクバネソウ?まだ花がない

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 カタクリの群生があった。実は道を間違えて歩いていたところ、
見つけた。カタクリが見たかったm-チップさんは大喜び!

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 ユリワサビ

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 バイケイソウの葉が展開はじめていた。綺麗な葉脈が印象的。

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 ミズバショウとリュウキンカのコラボ!

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この辺り、一帯に咲き乱れている。

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 園内はどこもこんな風景が広がっている。

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 シラネアオイ。宿坊の入り口に咲いていたもの。

鳥を探し、花を愛でている内にお昼を過ぎてしまった。

近くの《そばの実》に寄った。待ち人もいたが、丁度、1ラウンド終了の頃で

殆ど待たずに座る事が出来た。ここでお土産も買い込んで、注文はやはり基本の「ざる蕎麦」

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 ここのお蕎麦はいくら待っても損はないという位の美味しさ。

雨も降り出したので、予定より2時間、早く長野駅に戻った。新幹線の列車を1本早めに変更して

残る1時間、やまねのご贔屓の《栗の木テラス》で和栗のモンブランとティーで至福の時を過ごし

た。昨夜の蕁麻疹騒ぎで皆に迷惑をかけてしまったが、楽しい旅だった。ありがとう!
ギャラリー
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