やまねの日記

やまねの山歩き

2010年01月

陣馬山

1月15日、新年の山歩きに「チーム・やまね」のY子ちゃんと行った。前日の夜まで「何処に行く?」

と中々決まらず。随分歩いていないので、「陣馬山」からという事となった。この山は標高(855m)の

わりには、たいへんに展望が良く、特に冬は富士山の絶好のビューポイントだ。

この週の初めに寒波が来て、雪が積もったかもしれないがJR藤野駅に7:50に集合した。

バスで「和田」まで運ばれた。

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 バスから降りたら寒~い。氷点下1度。まだこの冬は東京では氷点下になった事がないので
久しぶりの冷たさだ。

舗装道路には雪がなかったが、登山道に続く里の道になると少し積もっていた。

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 急坂はないのでしばらく歩くと雪道となったがとても歩きやすい。

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 林の方に目をやると切り株の上にドーナツ型に雪が残っていて面白い。

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 あんまり気持ちが良いので林の中で。前日から「鼻垂小僧」になったので落とさないように
マスクをしている。防寒にも役立った。

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 最後の階段を登ると「清水茶屋」ほぼ山頂だ。ここの「きのこ汁」は美味しいけれど
まだ開店していなかった。

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 富士山は期待していたとおり素晴らしい~。


ぐるっと眺めをたのしんで、「白い馬」のいる山頂にいった。

大分汚れてきた「馬」とは記念写真を撮る気にならず、もう1枚だけ富士山の姿をうつした。

少し雲が架かってきたので、富士山も見おさめかも知れない。

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山座同定盤で山々をたのしんで、【明王峠】にむかった。

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 雪が少し深くなった所とか全くない所とか歩いていると変なかんじだ。


11:30 には【明王峠】に着いた。丁度、20名位の団体さんが荷物を担ぎあげて出発する

ところで2人共、内心「ラッキー」と思って、ザックを下した。

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 Y子ちゃんはお鍋の野菜を準備して、お豆の入ったご飯を温めていた。「色々と実験」と
食べ物の研究は今回もやっている。

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 やまねは冬眠で頭が回らず、コンビニの「キムチ鍋」しかも、おにぎりも忘れたので
必携の「あんぱん」をご飯変わりにした。

コーヒーもコップも忘れて、Y子ちゃんにすべて入れてもらった。

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【明王峠】からの景色。やっぱり富士山は雲に隠された。

1時間以上まったりしてしまった。【影信山】まで足を延ばそうかと思っていたが、のんびりしていたら

「今日は充分!」と意見一致で、ここから相模湖へ下ることにした。1時間40~50分で降りられる。

このコースは以前、急坂で滑りそうな所もあったがすっかりそのような所は階段化されていた。

下って行く途中、とても見たかった、自然のアートに出会えた!

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「シモバシラ」があちらこちらにあった。どれも綺麗で自然の芸術を暫し楽しんだ。

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  14:30過ぎに【与瀬神社】に到着。

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 そして、この恐ろしく急な階段を下りて、無事にJR相模湖駅にたどり着いた。

足がやっと目覚めたような一日だったが、久しぶりに山の空気を吸って、パウダースノーと楽しんで

「今日は充分でした~」と2人で語り合った。

高岡~五箇山

2日目は高岡の町を廻って・・と考えていたが、アウルさんの学生時代の友人Mさんがご夫妻で、車で

案内して下さるというので、「有難い~」と、すっかりお願いしてしまいました。やまねは全く初めての

土地なので、何処へでもよろしく!時間が許すなら【五箇山】へ連れて行って頂きたいとお願いした。

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朝の【島尾】の海岸からの富山湾。立山の稜線が見える。

Mさんご夫妻は宿まで車で来て下さり、高岡に向けて出発した。

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  宿でペットボトルを買ったが、やはり地場の物と思って、こんなお茶を仕入れた。

高岡は《鋳物》産業で有名。「金屋町」の鋳物の職人さんの家並み(格子造りの)を訪ねた。

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 家の前に、こんなユニークな鋳物の坊やが置いてあった。

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 Mさんはそこにあるギャラリーに案内して下さった。格子造りの家の中には、どれも素敵な工芸品、

可愛い置物、アクセサリーなど、部屋に上がってぐるりと見せてもらった。お庭も古い(懐かしいと

言った方が良い)ガラス戸越しに眺めたりして暫し至福の時を持った。

その後、鋳物の型を作る現場に案内してもらった。Mさんのご主人は以前、この仕事をなさっていたとの

事で、普通では伺えない型造りの話しは興味深かったが写真を撮るのはすっかり忘れてしまった。

昆布の消費量と日本一と言われる富山県。Mさんのお知り合いの会社に寄って頂き、色々な昆布、昆布の

製品をゲットさせてもらった。


土蔵造りの街並み、高岡古城公園、高岡大仏、前田利長墓所、を廻って、国宝(平成9年に指定)の

【瑞龍寺】へ行った。

加賀二代藩主・前田利長公の菩提を弔う為に三代藩主・前田利常公によって建立された寺だ。

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 お坊さんの案内で、数名がグループになって見学した。ここは【山門】所謂、寺の入り口の【総門】

【山門】、【仏殿】、【法堂】が一直線に並び、回廊でぐるりと繋がっている。【山門】から奥を眺める

と美しい。

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 【山門】

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 【山門】から奥の【仏殿】を見る。

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【仏殿】

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 【回廊】を通って【仏殿】へ。

仏殿は総檜造りでとても落ち着いた空間に三体の仏様が安置してあり、お坊さんの説明の最後に鐘を

大きく「ゴ~ン」と鳴らしてくれた音の美しさ!いつまでも仏殿の中に響いていて、「心を

洗われる」気持ちとはこの音の響きだと感じた。

さて、Mさんご夫妻の案内でお昼は「氷見うどん」を食べる事となり、車で【瑞龍寺】を後にした。

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 かきあげうどん。

氷見うどんの美味しさには「びっくり」した。このところ讃岐へ行く事があり、その美味しさに

唸っていたが、「氷見うどん」か、この【ひのや】さんの味が良いのか?きっと、そのコラボが

うまく溶け合った!という感じだった。高岡にお出かけの折りには【ひのや】さんが絶対にお勧めだ。

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 【ひのや】さんの店構え。

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 入り口の戸の右手にこんな「看板」が。実は優しくてお若い方だった。

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 やまねが「美味しさ」に感動して、ご主人と奥さまを「1枚撮らせて」と呼んだら、ご主人は恥ずかしがって、逃げ込んでしまわれた。奥さまも逃げる寸前であった。

本当に美味しいうどんの出汁と「かきあげ」も極上でした。ご馳走様!!

お腹もいっぱいになり【東海穂北陸自動車道】に乗って【五箇山】に向かった。今回の旅では、時間が

足りないのでカットする筈だったがMさんのご好意で訪ねることのできた所だ。


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 【五箇山】の典型的な合掌造りの家。「菅沼合掌造り集落」を見学した。

【白川郷】と、ここ【五箇山】を合わせて「世界遺産」に登録されている。

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 三層にかさねた茅葺の屋根。縄でしっかりと結ばれた骨組み。豪雪地帯に則した家づくりが家のあちこちに見られる。

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 集落の中に「民俗館」と「塩硝の館」を見学した。「塩硝」とは何ぞや?とおもった。それは「火薬」

の原料で、家の中で穴を掘って、そこで「塩硝」を造り、山道を加賀まで運び出す仕事をしていた

そうだ。

菅沼集落を見学して、途中、お土産を買いつつ高岡駅までMさんご夫妻に送っていただいた。

一日、あちらこちら珍しい場所へ、美味しい所へと案内して下さったMさんご夫妻。

「本当にありがとうございました。アウルさんと今でも思い出話しがつきません!」

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 夕食は駅弁。豪勢なお弁当。1000円→700円で買えました!

両手に山の様なお土産を下げて列車に乗った。

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 やまねのお土産。昨日の立山連峰の見事に見えた景色が「富山新聞」に載ったのだ。

氷見の旅

冬眠をしているうちに新年を迎えてしまいました。

新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。と、ご挨拶が終わると、また

冬眠の続きに入りたくなる。ダメダメ。先月、素晴らしい旅に出たので記録を残しておきましょう。

仲良しのアウルさんのお誘いがあった。「氷見に美味しい魚を食べに行かない?」のひと言で、一泊で

「北陸フリー切符」を片手に上越新幹線に乗った。09/12/01の事だった。

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 東京駅の駅弁。新幹線の中での朝食。

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 越後湯沢で北々線に乗り換え。駅構内にこんな姿の電車。大河ドラマの直江兼継を観光の一端にと
いう事だろう。

11時前に【金沢】で降りた。時間が少ないので、行ってみたい場所を2カ所、見学した。

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 【妙立寺】一般には【忍者寺】と呼ばれているお寺。

予約しないと入れないので、金沢駅のホームから階段を下りながら携帯で予約をしたっけ。

拝観料(ガイド付き)800円。ちょっと高いなぁ?と思ったが、見学が終わったら、そんなことないと

思った。このお寺は忍者が居たのではなく、殿様が参拝されるので、敵が襲ってきた時にために

部屋や廊下や壁など、お寺の内部にからくりや落とし穴などがたいへん複雑に作られているので、

そのように呼ばれるようになったのだそうだ。ガイドなしでは迷ってしまう。

色々な仕掛けもたいへん興味深く、その時代の背景など聞くとなるほどと感心した。

もう一カ所は【武家屋敷】

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美しい「雪吊り」12月に入って、いつ降雪があっても良いように町中でどこででも見たれた。
日本海側の雪は湿気が多く重いので枝の保護のためだそうだ。

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 入り口の案内板。

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お屋敷の庭園が素晴らしいとガイドブックに書いてあったので、楽しみだったが、思ったよりこじんま
りとしていた。灯篭に雪囲いがされていた。

【金沢】から北陸線で【高岡】に戻りいよいよ氷見線に乗り込む。、

天気が良かったら、氷見線の【雨晴(あまはらし)駅】で途中下車して海岸を歩こうと思っていた。

このところずっと曇りがちの日が多かったので、あまり期待していなかったが、晴れ女のアウルさんと

やまねが押しかけたので(?)地元の方たちも「こんなによく晴れたのは珍しい」と話してくれた位の

好天気に恵まれた。

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 【高岡駅】の渡り廊下から【立山連峰】が見えた!

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 氷見線のホームへ着くと「忍者はっとりくん」車両が待ち構えていた。

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 車内の壁にある絵に作者・藤子不二雄Aさんのサインがしてあった。

発車して20分で【雨晴】に到着。

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 駅舎を出ると「眺望世界一」の雨晴海岸と書いてある。自信の程が窺われる。

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 素晴らしい!!

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 上の写真のズーム。【女岩】の右奥が【剣岳】そして右へ立山連邦が続いている。

あまりの景色にすっかり夢中になって、1時間がアッと言う間に過ぎてしまった。

地元の方々やカメラマンが何人も来て、皆、とても嬉しそうな表情をしていた。

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 4時15分。山々が薄いピンク色に染まってきた。

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 暗くなるまで眺めていたかったが、アウルさんに「そろそろ行こう!」と言われ、電車の時間までに
駅まで殆ど小走りで戻った。

その日はアウルさんの息子さん(転勤で高岡に在住)のご推薦で隣の駅の【島尾】の民宿に予約をして

もらった。週末は混み合う宿も、その日は2人の貸し切りだった。

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夕食のほんの一部。どれも美味しかったが多すぎて最後の鍋物は明朝に出して頂くことにした。

長いような短かかったような、すし詰めの一日が終わった。
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