やまねの日記

やまねの山歩き

2009年08月

入笠山~湿原を訪ねて

8月21日、2か月ぶりでY子ちゃんと出かけた。【入笠山】は春は「スズラン」、秋は「マツムシソウ」で

山肌を彩るので多くの人で賑わう山だ。中央道の「諏訪南IC」で降りて、中央道を挟んで八ヶ岳と対峙

した位置にある。車で山頂直下まで行かれるので、ファミリー客も多い。

そこまで、車でいくのは気が引けて、沢入登山口の駐車場から歩き始めた。

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 山の中腹を巻きながら歩いて50分程。

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 間もなく湿原という所に「熊よけ」ならぬ、「鹿の防御柵」が張り巡らされていた。

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 私たちは、看板の上、中央に示された「沢入P」からの「沢入登山コース」で【入笠山湿原】に

ついた。ここから南方向に【マナスル山荘】へ。お花畑の横を通り【入笠山】山頂へ。天気が良ければ

360°の展望が望める。さらに山頂から南東方面に下り、【大阿原湿原】まで足を延ばす予定だ。

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 【サワギキョウ】

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 真っ直ぐに丘を登ると、ロープウェーの乗り場まで行ける。スキー場からロープウェーでここまで
来られる。昨年はロープウェーで来た。


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 湿原で花と景色を楽しみ、【入笠山】の山頂(1955m)へ。

この夏は雨にたたられ続けて、今回も山頂手前で急に風と雨に見舞われた。

「雨具を着けるために登ったみたい」と、やまねのテンションは下がりに下がった。お昼ご飯もまだ

食べていなかったのも効いたのかもしれない。山頂を午後1時近くに下り始めた。

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 10分で【仏平峠】。この右手に「危険!立ち入り禁止」の看板が。良く見ると、「入笠牧場の種牛を

放牧中」とかいてあった。なるほど・・。

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 久しぶりに【アサギマダラ】に出会う。

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舗装道路に出てしばらく歩いて行くと道端に水場があった。その傍らに「飲んではいけない」と書いてある。

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 「首切り・・・?お~、恐ろしい」でも、あくまでも「伝説!」そう言われても、あまり気分の
良い所ではなさそうなので、すぐに歩きだした。

15分も行くと【大阿原湿原】の看板が見えた。さほど広くないようだが、お腹は空いているし、時間も

押していたので、「半周」してよさそうな所で食べようと云う事になった。

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 【大阿原湿原】の景色。静かでゆったりと過ごすには良いところだ。ここで唯一、ベンチを見つけて
午後2時にお昼を取った。

帰りは山頂を通らず、舗装道路を【入笠湿原】に戻った。

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 途上、「サルオガセ」をぶら下げたカラマツをたくさん見た。この辺りも枯れている木々が多かった。

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【八ヶ岳】方面。もう少し雲が取れてくれたらなぁ~。

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山の上の建物はロープウェーの山頂駅

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 【ホソバトリカブト】

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 【コバギボウシ】

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【マツムシソウ】も咲き始めていた。

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【カワラナデシコ】

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【ハナイカリ】春に咲く「イカリソウ(メギ科)」とは違ってこれは「リンドウ科」だ。

他にもたくさんの花々に会えて、結構、元気を貰えて帰途についた。しかし、中央道は事故渋滞が

待ち構えていた。

北岳 (4)

7月29日の早朝。激しい雨音で目覚めた私たち。「こんなに酷い雨の中を歩くのいやだ~」と叫んだ

ところで、止んでくれる雨とも思えない。昨日の食欲不振がケロッとなおったら朝食でばん回した。

ご飯をお代り!これって初めて。何とか雨の中でも歩けそうだ。

雨も、こ止みになり、6時に【北岳山荘】を出発した。山荘の左手の「診療所」前を通った時、心の

中で「お世話様でした」と、お礼を言った。昨日の苦しさを思うと雨もさほど気にならない。

山頂への登りにかかると結構な風も吹いてきた。上から下りてきた人が「良い風、吹いていますよ」

と言われたとおり、時々、岩に張り付きたくなりそうな風が吹いてきた。みんな、口も開かずに足元に

気をつけながら登っていく。立ち止まっていると風雨で寒いくらいだ。先日の大雪山系での遭難を

思い出す。多分、何倍もの風雨にさらされたことでしょう。合掌。

しかし、確実に登って行って、「えっ、もう山頂?」と思った位で再び【北岳】の山頂に到着した。

眺望はない。、ここからは、下る一方だ。山頂でお会いした人が、昨日、山荘行きを断念して

【肩の小屋】に泊ったら大混雑だったとのこと。天候悪化で【肩の小屋】に泊った人が多かったようだ。

小屋で、しばらく休憩した。温かいココアは本当に美味しかった。

予定では、【八本歯のコル】を通って【大樺沢二俣】から【広河原】に下るつもりだったが、

八本歯方面は「通行禁止」の標識が掲げられていた。

私たちは【肩の小屋】から【小太郎尾根】を15分くだると、【白根御池】との分岐から大樺沢の

【二俣】にむかった。途中、花の写真を撮りながら記録を取っている男性が二人。黙っていられない

やまねは「何を撮っているんですか?」と尋ねると「北岳の絶滅危惧種の植物を調べている」との

事だった。

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 【クルマユリ】北岳では殆ど、鹿に食べつくされてしまったそうだ。そう言われてみると
見なかったなぁ。

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 【キタダケタンポポ】

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 【キタダケキンポウゲ】北岳の固有種。踏まないように気をつけましょう。

そして、

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右手の斜面は雨で緑がとてもきれい。下草はシダの絨毯でで覆われていた。

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1時間20分で【二俣】に着いた。広場のようで仮説トイレも設置してあった。沢は雪渓で覆われていた。

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 【八本歯】へはこの沢(雪渓)を渡る事になる。

小休止してから雪渓添いに下っていく。歩き難い道が続き、ようやく、川岸から樹林帯に入っていくと

周りの景色が一変した。

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渓流の音が次第に大きくなり、あちらこちらから小さな滝となったり、細い渓流が色々な方向から

流れ落ちてきている。やがて大きな流れに呑み込まれていく。

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 幻想的な森に迷い込んだみたい。

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 こんなに素晴らしい所を歩けてよかったね。

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 でも、最後には小川のせせらぎ(?)の中を歩く事となった。

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 渓流の道のあとは、膝のガクガクに泣かされながら下るのみ。ようやく【白根御池】と【二俣】の

分岐に着いた。これから登るグループに会った。「頑張ってください」としか言葉が出ない私たち。

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 「わぁ~、やっと【広河原山荘】に出た!」

4人とも無事に12時半に山荘前についた。苦しい事も多かったけれど、もちろん感動もたくさんの

【北岳】山行。ありがとう!!

北岳 (3)

北岳の肩までは、何とか来たが、食欲減退という目にあってしまい、メンバーにとても心配をかけて

しまった。山頂を超えた先の【北岳山荘】まで辿りつけるか不安だった。ところがハリネズミさんの

ご主人が重い荷物を分散して持って下さるというので、本当に申し訳なかったけれど、お願いして、

11時20分頃、山頂に向けて出発した。

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 余り頭上の景色を見たくなかったが、とにかく登った。

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 山頂まで、半分の所。右に【両俣】への道を分ける。

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 コアラさんと一緒に。後ろは【仙丈ケ岳】

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 そして12時15分に山頂に到着。やまねは嬉しいのと辛かったのとが入り混じってウルウルしそうだった。

もう、30分早かったら展望がきいたかもしれなかったが、ガスが次々と湧いてきて見えません。

ほぼ、山頂は通過と言っていい位で【北岳山荘】へ向かった。はるかしたの稜線に赤い屋根が見えた。

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 すぐにガスに覆われてしまう。

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振り返ると山頂からの登山道が見えた。人の姿であんな所を下って来たんだと驚く。

途中、左に2カ所、【八本歯のコル】への分岐があったが運が良ければ明日はここから下れるが・・・。

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一瞬、雲が切れて山荘が見えた。15分もあれば着くだろうか?ハリネズミさんも高山病の症状が出て

とても辛そう。小屋のすぐ裏の鐘のある所に着いたが、小屋が全く見えない。「あっちだ」「こっちだ」

と言っていたら小屋の方が「すぐ下ですよ」と教えてくれた。「な~ンだ」という位すぐ前だった。

ガスがかかるとどこでも危険地帯になり得ると言う事が良く分かった。

濡れた上着などを吊るして、部屋に入ったが、乾いた服に着替えるのがやっと。明日の事など考えたく

もない。食事は全く食べたくない。ところが、「山荘の裏で「夏季診療所」があるので具合の悪い人は

診てもらってください」とのアナウスがあった。「地獄で仏に会ったよう」とはこの事である。

昭和大医学部の先生と学生(まだ可愛い)さんのお陰で「魔法の薬」をその場で2錠、飲んだら

数時間後、ケロッと気分が良くなった。高山病ではなく、風邪で、発熱まであっった。

もう、帰れそうもないという気持ちが嘘のように、「何か、歩けそう」という気持ちに変わっていた。

【八本歯のコル】を通れないのは残念だが、また、【北岳】山頂を踏めるのも良いと思った。






 

北岳 (2)

山小屋の朝は早い。しかし、4時半から朝食開始は初めてだ。朝食は(も?)しっかりと頂いて、

昨日の濡れたカッパ、スパッツ、ザックカバー等の整理に手間取り、6時10分に小屋を後にした。

【草すべり】は直登コースなので、遠慮したかったが、前に出た人達はどんどんと【草すべり】を

登っていく。結局、我等も【草すべり】に取り付いた。

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 しばらく登り、振り返ると【白根御池】が俯瞰できた。【鳳凰三山】の展望も良い。

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 ずっと急登が続く。

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 間もなくダケカンバの樹林帯となるが、急斜面の木々は重い雪に耐えて皆、こんな形に張り付いて
いる感じだ。

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 北岳山頂も大きく迫ってきた。

次第に疲れと酸欠で、喘ぎながら、休みながらの行程となった。

それでも2時間ほどで稜線近くまで到達した。

【草すべり】は高山植物が豊富で、一息つく度に可憐な花たちが癒してくれた。

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 白花の【タカネグンナイフウロ】

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 【ハクサンフウロ】

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 【ハクサンチドリ】と【キバナノコマノツメ】

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 【クロユリ】

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 【ハクサンイチゲ】
まだまだ、たくさんの花を見たが、「山で出会った花」にまとめたい。

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 上から丸太を担いだ若者が数名、下ってきた。小屋や道の修理に使うのだそうだ。感謝して道を
譲った。

最初のお花畑に出た。広々として休憩を取っている人が何人もいた。ところが、ポツポツと雨が

落ちてきた。昼からの筈なのに・・・。仕方なく、広い場所で良かったと、雨具を着込んだ。

もう、ひと登りしたら、【小太郎尾根】の分岐に着いた。

「わ~、着いた!」【小太郎尾根】の西側の斜面からの眺望は雨なのに、ここまで見せて貰って

大感激だった。

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 【ハイマツ】と【ウラジロナナカマド】の花の奥に【小太郎山】の頂上。その向こうにも・・・。

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 「南アルプスの女王」と呼ばれる【仙丈ケ岳】。その名に相応しい美しい山容だ。

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 その隣りには対照的な【甲斐駒ケ岳】の雄姿。花崗岩の白い山肌が印象的だ。

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 奥のほうに「中央アルプス」かと思ったら、どうも【八ヶ岳】のようだ。
【赤岳】【阿弥陀岳】が。

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 足元には【タカツメクサ】が群落であちらこちらから微笑みかけてくれているようだ。

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 【ホシガラス】そして

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 【イワヒバリ】でしょうか。山上の楽園という感じだ。

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これを登れば間もなく【肩の小屋】に着く。

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 10時25分【北岳の肩】に着いた。

やまねは酷く疲れて、お弁当の半分も喉を通らず。これから山頂まで50分、さらに宿泊予定の

【北岳山荘】まで1時間余り、歩けるのか?不安でいっぱいになった。しかも、翌日は、山頂を

通らず【八本歯のコル】を抜けて下山する予定が、雪が多くて通行止めになっていたので、山頂を

登り返さねばならなかった。やまねは本当にピンチに立たされた。 続く。

北岳 (1)

7月27日(月)~29日(水)ハリネズミさん夫妻、コアラさん、やまねの4人で南アルプス「北岳」に

行った。天候は望めぬまま、薄曇りの東京をコアラさんと6:30に出発した。談合坂S・Aで

ハリネズミさん夫妻の車と合流して白根ICから【芦安】へ。予定通り「乗合タクシー」に乗り込んだ

ところで雨が降り出した。山道を40分で【広河原】に着く頃には土砂降りの雨となっていた。

広河原のテントで身支度を整えて、雨も小降りになったので、今日の目的地の【白根御池小屋】まで

出発した。「広河原山荘」の横から30分で「大樺沢方面」と「白根御池小屋」への分岐に着いた。

3時間と少しの行程ではあるが、これが恐ろしく急登の道が続くので、雨ということもあるが、写真を
 
撮る余裕はなかった。

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 小屋にようやく到着した頃には小屋の前の地面の様に、雨と汗で「グッショリ」状態だった。

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 【小屋】は新しくて(2006年新築)とても快適。水洗トイレ。8人部屋に6人。ヤッホ~!

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 「小屋」の横にある【白根御池】。小さな池だ。畔にテント場がある。

夕食時間が4時半からという早さ。それでもきつい登りの後。時間は問題ではない。お腹は空いている。

夕食をノンビリと食べていると、外の人達が盛んにデジカメや携帯で写真を撮っているので、虹でも

架かったのかと思ったら、青空がのぞいていたのだ。

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 「小屋」の裏側に【北岳】が姿を現した。

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 【北岳】と対峙するように【鳳凰三山】も雲が切れて、眺められた。

明日は良い天気に恵まれるか?8時に消燈となり、グッスリと眠りたかったが、いつものように2時間毎に

目が覚めてしまい、ボ~っとしたまま朝を迎えた。

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 夜明け前の【鳳凰三山】

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 同じく【北岳】

「あ~、今日は、あの高みまで登るんだ~」果たして無事に山頂まで行きつけるのだろうか?続く。
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