8月21日、2か月ぶりでY子ちゃんと出かけた。【入笠山】は春は「スズラン」、秋は「マツムシソウ」で
山肌を彩るので多くの人で賑わう山だ。中央道の「諏訪南IC」で降りて、中央道を挟んで八ヶ岳と対峙
した位置にある。車で山頂直下まで行かれるので、ファミリー客も多い。
そこまで、車でいくのは気が引けて、沢入登山口の駐車場から歩き始めた。

山の中腹を巻きながら歩いて50分程。

間もなく湿原という所に「熊よけ」ならぬ、「鹿の防御柵」が張り巡らされていた。

私たちは、看板の上、中央に示された「沢入P」からの「沢入登山コース」で【入笠山湿原】に
ついた。ここから南方向に【マナスル山荘】へ。お花畑の横を通り【入笠山】山頂へ。天気が良ければ
360°の展望が望める。さらに山頂から南東方面に下り、【大阿原湿原】まで足を延ばす予定だ。


【サワギキョウ】

真っ直ぐに丘を登ると、ロープウェーの乗り場まで行ける。スキー場からロープウェーでここまで
来られる。昨年はロープウェーで来た。

湿原で花と景色を楽しみ、【入笠山】の山頂(1955m)へ。
この夏は雨にたたられ続けて、今回も山頂手前で急に風と雨に見舞われた。
「雨具を着けるために登ったみたい」と、やまねのテンションは下がりに下がった。お昼ご飯もまだ
食べていなかったのも効いたのかもしれない。山頂を午後1時近くに下り始めた。

10分で【仏平峠】。この右手に「危険!立ち入り禁止」の看板が。良く見ると、「入笠牧場の種牛を
放牧中」とかいてあった。なるほど・・。

久しぶりに【アサギマダラ】に出会う。

舗装道路に出てしばらく歩いて行くと道端に水場があった。その傍らに「飲んではいけない」と書いてある。

「首切り・・・?お~、恐ろしい」でも、あくまでも「伝説!」そう言われても、あまり気分の
良い所ではなさそうなので、すぐに歩きだした。
15分も行くと【大阿原湿原】の看板が見えた。さほど広くないようだが、お腹は空いているし、時間も
押していたので、「半周」してよさそうな所で食べようと云う事になった。



【大阿原湿原】の景色。静かでゆったりと過ごすには良いところだ。ここで唯一、ベンチを見つけて
午後2時にお昼を取った。
帰りは山頂を通らず、舗装道路を【入笠湿原】に戻った。

途上、「サルオガセ」をぶら下げたカラマツをたくさん見た。この辺りも枯れている木々が多かった。

【八ヶ岳】方面。もう少し雲が取れてくれたらなぁ~。

山の上の建物はロープウェーの山頂駅

【ホソバトリカブト】

【コバギボウシ】

【マツムシソウ】も咲き始めていた。

【カワラナデシコ】

【ハナイカリ】春に咲く「イカリソウ(メギ科)」とは違ってこれは「リンドウ科」だ。
他にもたくさんの花々に会えて、結構、元気を貰えて帰途についた。しかし、中央道は事故渋滞が待ち構えていた。