4月29日(水)午後。ロンドン中心の東側のCity地区に夫を置き去りにして、予てから訪ねたかった、
【チェルシー・フィジック・ガーデン】に向かった。そこは、英国で最も古い植物園で薬草研究の
ための植物をまたしても、海外からもハンティングして育てている。
17世紀にスローン卿という人の尽力で設立されたとのこと。この辺りの駅名はスローンスクェアー、通り
にもその名がつけられている。さて、地下鉄のスローンスクェアー駅で下車。徒歩で20分と本にあった。
駅から真っ直ぐに賑やかなショッピング通りがあり、バスが走っていたので、「チェルシー何とか経由」
みたいな表示のバスに乗ってみた。「チェルシー・タウンホール」というバス亭で降りてみた。
バスを降りて地図を開くと、「いい感してる~!」横の通りの名前が地図にでている。
ここから歩いて5分位で行けそうだ。

チェルシー地区は有名な作家、文化人が何人も住んでいた、閑静な住宅地。

「白鳥館」とか家に名前が付けられていたりする。
思わず扉をノックしてしまいそう。
素敵な家並みを見ながら歩いて行くと入り口が見つかった。

意外と小さな入り口であった。

看板をみると間違いなく【チェルシー・フィジック・ガーデン】だ。

植物園の入り口よりお向かいの玄関の方がフジの花なんか咲いていて・・・。

中は落ち着いた感じである。

薬と毒は紙一重。毒のある植物には注意の札が立ててある。スズランも毒草の一種だ。
入り口の左がわにひろがる圃場。

どこの植物園でも必ずあるカフェ。緑の中で優雅にお茶するのも良いでしょう。

古いロックガーデン

プリムラの鉢が屋台風の飾棚に並べてある。
どこのガーデンでも、ガーデナーが忙しそうに働いているが、質問には、とても丁寧に答えて
くれていた。誇りをもって仕事をしているプロを見ると嬉しくなる。
帰りは違う道を歩いて駅にでた。途中に【チェルシー・フラワーショー】の会場になるだろう広場を
見た。今では日本でも園芸ファンのあこがれのフラワーショー。確か5月27日頃開催される。

東京でなら「pasumo」的なカード。1日券とか3日券とか種類は色々。やまねは、1週間 いる
ので、「7日で1~3ゾーン(ロンドン内に地下鉄を中心から、1~6ゾーンに分けている)」の券を
買っている。30ポンド(約4500円位)。これで7日間、地下鉄、バスが乗り放題。間違えて乗っても
損しない。
ちなみに地下鉄ひと駅でものると4ポンドもする。旅行者は自分の行動日、範囲を考えて買うのである。