やまねの日記

やまねの山歩き

2008年09月

やまねの庭から(初秋)

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今年の夏も異常気象と言われ、後半は毎日の夕立、ゲリラ豪雨、落雷と賑やかだった。

庭は放ったらかしでジャングル状態。お粗末で全体像は勘弁願います」!

どんな、異常気象にも負けずに秋分の日には花を開く《ヒガンバナ》。

庭で強いものだけがはびこるベスト(ワースト?)3の《ホトトギス》《ミズヒキ》

《ムラサキシキブ》。

寄せ植えの中では一番綺麗に咲き続けてくれている《ペンタス》の白花。

白い花を見るとホッとする。

軽井沢に帰る

9月のはじめ、久しぶりの軽井沢に居た。物心が付く前から「夏の棲家」だった軽井沢。

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 小径を歩くと懐かしい「匂い」を感じる。殆どの家が建て替わっていたが、たまに、子供の頃の
ままの家もあった。

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 昔、棲んでいた所。いまは、姪がポチと在住している。

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 姪に、近くの「ドッグランのカフェ」に連れて行ってもらった。

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 お店で飼っているワンちゃんの黒い鼻が、扉のしたから覗いていた。

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大好きな「ココナッツコーヒー」が、あったので、迷わず頼んで、2人で久しぶりにのんびおしゃべりをした。

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 同居させている(どっちが同居させてもらっているのだか?)ポチだ。

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 早朝、ポチの言いなりで散歩へ。もっと、景色を見ながら歩けば良いのに、下をむいて
「フガフガ」と臭いばかり 嗅いで歩き廻るポチ。

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 ポチの全貌。立派な柴の「王様」なのだ。

散歩から帰って、朝食を食べた。住民2人(1人と1匹)は朝寝をするようなので、

家の裏で見つけた自転車を借りて、昔、自転車で走りまわった所に行ってみた。

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 道路を渡ってすぐ先に、古い別荘が残っていた。「えっ、まだ、あったんだ~」と思った。
その家は女流画家の《三岸節子》さんの別荘だ。99年4月に94歳で死去したが、たいへん情熱的な
色の作品は、やまねは 大好きで05年に東京と平塚で回顧展があり、飛んで行って鑑賞した。
子供の頃、父から「この家は女の絵描きさんの家だよ」と聞かされていた。彼女は、あまり軽井沢が
肌に合わなかったらしく、フランスに旅立ってしまった。晩年は大磯で過ごした。

話しの方向が違う?そーそー、それから自転車で裏道を立ちこぎして分岐についた。もっと山の

方に入ろうとしたら(いつも、そうなんだけれど)

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 こんな看板が。自転車に乗っているから熊に出合っても逃げられそう!」と思ったり、転んだら
食べられるかも?横から襲われたら?と熊恐怖症のやまねは前進を断念。舗装道路をひたすら展望を
求めて立ちこぎを続けた。

全然、展望がない!!

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道端に「キツリフネ」がきれいに咲いていた。「もう、いいや~」と、舗装道路をブレーキをなるべく
掛けずに風を切って走った。「気持いい~!」

姪とポチと3人で「まったり」と時間をすごした。このあと、事件もあったがノンビリと良い2日間を

過ごさせてもらった。お2人さん、ありがとうね!また、頼むね~!

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モモンガさんが軽井沢でも活躍していた。

双六岳(双六小屋~双六岳山頂~中道~双六小屋)

9月11日【鏡平山荘】を6:30に出て、【弓折岳】に寄り【双六小屋】に9:40に着いた。小屋は登山者を

送り出して、スタッフの方たちは掃除に余念が無い。一方で軽食を頼んで、外のテーブル付きベンチで

美味しそうに食べている人も居たりして「のどかな山小屋風景」が展開している。何か、とても

「いい感じ」だ。5:30に朝食を取った私達も「お昼ご飯」にした。行動食を結構、持参したので

【鏡平山荘】で1人分のお弁当を頼んで、ここで半分ずつ食べた。サブザックに食べ物(忘れては

いけない)などを入れて、身支度を整え、小屋にザックをお願いして、10:30に出発した。

山頂への登山道は、小屋のすぐ裏からで、ハイマツの直登コースをグングン登る。

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 10分も登ると、「三俣山荘」への巻き道の分岐に出る。

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 少し先に【双六岳】山頂を巻いて【三俣蓮華岳】への「中道」の分岐がある。

私達はそのまま進み急坂を登り詰めると広々とした大地のような所に出た。

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 三俣蓮華岳、水晶岳、鷲羽岳方面

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 その続き、燕岳の山脈~大天井岳方面

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 続いて槍ヶ岳、そして・・

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  穂高連峰までパノラマの景色が広がっていた。

そして前方に目を転じれば

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 双六岳の山頂までの道がはっきりと付いている。

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 Y子ちゃんが行く。

間もなく山頂に到着!

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山頂!

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 山頂からの景色。【薬師岳】

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 【鷲羽岳】と【水晶岳】

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 【槍ヶ岳】西鎌尾根が続いている。堂々とした山容の槍ヶ岳。

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 記念写真をパチリ!
そして、山頂で「まったり」と良い時をすごした。12:40にたっぷりと山々を鑑賞して、小屋に

ひきかえした。帰りは三俣蓮華への道を行く。

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この分岐から双六小屋方面に右折して、中道を行く。

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 双六岳のカールに中道が続いている。

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 途中に雪渓があり、周りはお花畑になって、まだ可愛い花々に遭えた。

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 ミヤマリンドウ

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チングルマ、ミヤマダイコンソウなどが咲いていた。

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 トウヤクリンドウは中道分岐あたりに咲いていた。

2:00に小屋に無事、戻った。

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【双六小屋】

夕方まで、お湯を沸かして、コーヒーで乾杯!その後の味噌汁がとても美味しかった。

「愛しの」鷲羽岳を眺めながら、「やっぱり鷲羽はいいわね~」と語り合った。

やまねのデジカメがここで壊れてしまった。

12日は予定通り、新穂高温泉まで無事に帰った。帰り道、【鏡平山荘】で「カキ氷」も食べたし、

【わさび平小屋】で美味しいラーメンもいただきました。今回も思い出に残る山旅ができて感謝!

双六岳(鏡平~双六小屋)

9月11日。夜明けの【鏡池】を見ようと4:45に池に行った。

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 夜明け前の【槍が岳】

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 5:00頃。

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 5:10 静かな湖面に映る山々。この風景を見たかった!「感激!」した。

5時半から朝食を取り、この日の予定は、~【双六小屋】~【双六岳】をピストン。

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もう一度、池の前からの景色を眺めようと6:20頃、【穂高連峰】を見た。

再び【鏡平小屋】前を通って、まずは【弓折乗越】まで約1時間の行程を行く。

暫く登ると、稜線に出る。

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 左から【西穂、焼岳、乗鞍】が、はっきりと見えた。

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 結構な急登を経て【弓折乗越】に到着した。 ここから【弓折岳】山頂へは、斜め右方向に登る。

往復20分位で、パノラマの景色が楽しめると本に書いてあったので、ザックをデポして行ってみた。

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 【弓折岳】の山頂はあまりはっきりしないが、割れた板があったので判明した。
2588mの標高がある。ここから【笠が岳】へ道を分ける。

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 山頂から【乗鞍】方面を眺める。周りの景色を楽しんで、乗越まで下った。

ベンチがあって休憩にはもってこいの場所だ。ザックを再び担ぎ、急登を進むと

小さなアップダウンがあって、広々とした、お庭のような所にでた。

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 【花見平】。ベンチがあり、目の前には【槍】が見え、お花畑があり、真夏は「天上の楽園」のような場所だと思う。今はウサギギク、ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウなどが咲いていた。

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 こんな崩壊した稜線を行く。いつも右に槍、穂高の連峰を眺めながらの道中は真に気分が良い。

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 【槍ヶ岳】に向かう【西鎌尾根】、奥の尾根は怖い【北鎌尾根】。本当にギザギザの岩稜だ。
《加藤文太郎 》はあの尾根から帰らなかったんだ~と、この目で初めて見た【北鎌尾根】を特別の
気持で眺めた。

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 ようやく、赤い屋根の【双六小屋】が見えた。奥にあこがれの【鷲羽岳】が見える!

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 小屋が見えてからが長く感じた。【双六池】【テント場】をぬけると小屋の裏手に着く。

小屋の玄関の方に廻ると、【鷲羽岳】の堂々とした山容が・・

Y子ちゃんもやまねも【鷲羽岳】にどうも《恋心》を抱いてしまったようだ。

「素敵ね~~鷲羽岳!!」

双六岳(新穂高温泉~鏡平)

恒例のY子ちゃんとの夏の山行。9月10日~12日の日程で【双六岳】に行った。松本市内に前泊して、

朝、8:30に【新穂高温泉】の登山者用の駐車場に車を置いて《登山指導センター》に届けを提出して

文句なしの晴天下、ニコニコしながら歩き出した。

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 これから双六岳までの地図

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 昨日まで長く続いた「ゲリラ豪雨」をもたらした低気圧がようやく去り、カラッとした空気と夏
 
のような強い日差しの林道を1時間余り歩く。

途中、【笠新道】の取付き点を左に見る。入口から急登が始まり、見ただけで「遠慮します」と言い

たくなった。入口横には水場が。豊富に流れる水はとても美味しそう。

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 ブナ林の道をいくと、まもなく【わさび平小屋】に到着した。朝食に「ぶどうパン」、バナナ等
を食べて早々に出発した。

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 ススキの穂が赤銅色で美しい。もう秋近しという感じがした。

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 いよいよ【小池新道】に入って行く。

ここからいよいよ登山道が始まる。暑いし、急坂続きで、すぐにへたばってしまう。長袖のシャツを

脱いで日焼け止めを塗って、1時間程で【秩父沢】に着いた。

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 【秩父沢】から【子槍、槍ヶ岳、穂高連峰】が見えた。ここで、30分休憩。「《まったり登山》を

期待してきたのに、《マッタリ》とは、いかないわね」と話しながら、次の目標地点【シシウドが原】

を目指した。その少し手前の【イタドリが原】を過ぎて10分位で、お腹がぐ~ぐ~と騒ぎ出し、

どうしても足が上がらなくなってしまった。「Y子ちゃん、ちょっと待って!ここで、おむすびを

食べさせてくれ~!」と言ったらY子ちゃんは「じゃ~、ここで食べよう」と登山道の脇の日陰で

おむすび1個を食べ、Y子ちゃんが「酸素の粉末」をくれて、「人体実験してみよう」などと言って

2人で食べて、15分の休憩をした。再び歩き始めると、なんとゲンキンな体!すっかり足も軽くなり

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 【イタドリが原】

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 そして【シシウドが原】に着いた。ここから「早着直登コース」と「楽々ジグザグコース」に分かれていた。無論、後者のコースをひたすら登った。

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 途中、大きな石がガラガラとある沢のような場所を過ぎると木道の架かる【熊の踊り場】と言う
所に出る。熊が現れないうちに、と先を急いだ。

30分も登ると、「わ~!出ました!」(熊ではない)。

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槍、穂高が目の前にドカ~ンと現れた。鏡平の池だ!三脚を立てた人が2~3人座っている。

しばらく、景色を眺めたが、雲が穂高のほうから槍まで覆ってしまい、残念だが山荘に行って

宿泊の手続きをする事にした。

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 入口の「鏡平山荘」の看板を見て、感激だった。ずっと前、登山靴や用具などのアドバイスを頂き
何度か山行に連れて行って頂いた《坂倉登喜子先生》が書かれた字であった。

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【鏡平山荘】

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 山荘横の池。

【鏡平山荘】はとても気持ちよく過ごせた。お食事も美味しいし布団も乾燥していて綺麗な布団、
勿論、スタッフの方々の対応も気持よく、その上3人用の一角を2人で使用させてもらった。☆☆☆

暗くなると山荘の窓からシルエットになった槍ヶ岳の肩の山荘の灯りが綺麗だった。空も満天の星。

明日の晴天を約束してくれた。



 
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