やまねの日記

やまねの山歩き

2008年08月

信州めぐり旅 ③

《ナチュラル・ヒーリング・ガーデン》に癒され、出口を抜けた途端、すっかり現実に戻ってしまっ

た。「お腹がすいた」のだ。午後の計画は【高瀬ダム】に行く事なので、そのまま北西方向に向かう。

【大町温泉郷】で蕎麦を食べるつもりだったが、ウロウロするばかり。諦めて、ダムの方面に進んだ

ところ、《わっぱ蕎麦》の看板を見つけた。

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 民家をお店にしている、お蕎麦屋さん。色々な物を漬けたお酒が並んでいた。
本命の蕎麦は大変おいしかった。(夢中で食べて、写真を撮りそこなった)

これから行く【高瀬ダム】は【立山アルペンルート】の玄関口【扇沢】方面から途中、左へ入ってい

く。【大町ダム】、【七倉ダム】を経て一番山奥にある巨大なダム。【裏銀座コース】への登山口がある。

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 間もなく、忽然と巨大要塞のような【大町ダム】が現れた。上からの圧迫感が凄い。

車でさらに奥へ進むと《葛温泉》などを見ながら広い駐車場に着いた。【七倉山荘】前だ。

マイカーはここまでで、ここでタクシーに乗り換え、高瀬ダムまでピストンする(片道15分)。

運良く10分待ちで乗れた。運転手さんは、「ダムから往復1時間で【濁り沢】の滝に行ってみたら?」と

手描きの地図をくれた。そこらのガイドブックよりずっと分かり易くて助かった。

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 ダムの大きさはさっきの大町ダムの何倍にも感じた。運転手さんによると、「手造り」だそうだ。
2mくらいの石を全部つみあげてある。

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 説明盤があった。

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 運転手さんの地図を片手にダムの縁を行く。

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 ダム湖の水がコバルトグリーンで美しい

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 トンネルを抜ける。結構長くて(400m)ちょっと怖い。

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 トンネルから出た所に標示板が。

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【不動沢の吊橋】を渡る。水は全く無いがすべて砂で真っ白。

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【不動沢キャンプ場】テントが3張りほどあり、低ブッシュとテントの脇で若い女性が2人、
気持良さそうに午睡を楽しんでいた。「いいなぁ~。」と思った。

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 その後、林の中を行くと再び、白い砂地にでる。そこが【濁沢】又、小さな吊橋をわたる。
(これは帰り道に写した)

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 吊橋からダム方向の景色。

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 前方に【濁沢の滝】が見えた。

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 【濁沢】からダム方向を見る。

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 急登の【ブナ立尾根】の登山口だ。

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同じ道を引き返し、タクシーの乗り場で帰りの車を待った。

「あれ、さっきの運転手さん」「今日は大町からここを何往復したかな?もう一人、(運転手が)

居るんだけど歯医者に行っているんだよ」とのんびり会話を交わしていたら、すぐに【七倉山荘】に

到着した。

ここから長野方面に進み、【美麻村】(みあさ)で泊まった。続く。
 
 

信州めぐり旅 ②

8月7日。雷の音は聞いたものの昨日は雨に遭わずに安曇野に1泊した。本日は大町に北上して、

【美麻(みあさ)】までの予定。

素晴らしい《イングリッシュガーデン》があるのを見つけたので、朝一番に、パターゴルフで目を

覚ましてから《ラ・カスタ・ナチュラル・ガーデン》を訪れた。

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 《ガーデン》の入口 。豊科から車で20~30分北上したJR【安曇野沓掛駅】の側にある。

予約をしておかないと入れないし、団体も入れないので、静かにゆっくりと庭を歩ける。

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 門を入ると、こんな感じ。

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 名前の分からない低木に咲く、白いボールのような花。
  
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 ボール花?とても可愛い。

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 大好きな「ローズヒップ」も。

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 工場棟。2階に「香りの手作り他意件工房」が入っている。建物の右奥の塔は「展望塔」
そうだ!イギリスの「シシングハースト・キャッスルガーデン」にあった塔に似ている。

「この会社の社長は余程、イングリッシュガーデンが好きなんだね」と話しながら中に入ってみた。

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 2階の窓からの眺め。はれるとアルプスが綺麗に見える事だろう。

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 《展望塔》」から

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 建物の前庭

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 前庭

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 ロックガーデン

暫し、癒しの庭でのんびりと過ごした。もう、お昼を廻っていた。いよいよ、美味しい「蕎麦」を

食べに行こう!と【大町温泉郷】にむかった。続く。
 


 
 

信州めぐり旅 ①

ノンビリしていたらもう、だいぶ前の事となってしまった。(最近、いつも、こうなのだ)

8月6日(水)~9日、夏の旅行に出た。企画、実行?は相変わらず《ヤマネツーリスト》による。

6日は《安曇野》に向かった。途中、諏訪南インターから10分で行ける事が分かった、【入笠山】

(にゅうがさやま)の湿原に行った。インターを出て南、《富士見パノラマリゾート》から入る。

標高1730mにあり、花の種類の多さ、特にスズランは80万株が咲くそうだ。登山の苦手な人でも

ゴンドラ利用で楽に行ける。毎日のようにあちこちで豪雨、落雷の続くので「雷がきたらゴンドラは

止めるのか?」と尋ねると「はい、危ないので、雷が去るまで1時間は止めます」と言われた。

「雷に気をつけよう」とゴンドラに乗り込んだ。八ヶ岳の方が見えたが、雨雲ではっきりしない。

山頂駅から樹林の道に入る。

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 道の脇に《ヨツバヒヨドリ》が綺麗に咲いていた。そこに《アサギマダラ》が・・。

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 間もなくパッと視界が開け、湿原が見渡せた。子供達の楽しそうな声がここまで聞こえてきた。

湿原への下り坂の途中、

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 「わ~、気持悪い~」苦手の虫だ。でも面白い衣の模様なのでガマンして撮った。

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 【ノハナショウブ】が1本残って咲いていた。これは入笠湿原の稀少植物だそうだ。【ハナショウブ】の原種と言われている。

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 キャンプの子供達が楽しそうに湿原めぐりをしている。

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 【コオニユリ】

その他、沢山の花に会えてすっかりご機嫌だったが、雷が先ほどから、近寄って来る感じに「ゴロゴロ」

と聞こえてきたので、慌ててゴンドラ乗り場に息を切らせながら戻った。

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 「さようなら!」入笠湿原に別れを告げた・

ゴンドラに乗り込んで無事、下に着いて間もなく「雷雨が近づいているのでゴンドラを止めて

おります」と放送が流れた。追い越してきた、子供達や何組かの家族連れの人たちは上で足止めを

くってしまった事だろう。

下のゴンドラ駅で、ポスターが目に止まった。それは「富士見町高原ミュージアム」での「やまね展」

のポスターだった。そういえば、ずっと前に友達のTさん(長坂に半移住した)から、お知らせを

送って頂いたことを思い出した。やまねの写真を撮り続けて30年近く、とても貴重な姿、可愛らしさを

見る事が出来た。富士見高原とゆかりの文学、作家の展示もなかなか興味深く、思いがけず、良い

時を過ごした。続く。


 

ビッケちゃんの登場

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8月15日。トールペイントのお教室に久しぶりで行ったら、相変わらず可愛いビッケちゃんがお出迎えしてくれた。すぐに動いてしまうので、シャッターチャンスの難しい事。
久々にちゃんと写せた。アウルさんが右で袋を振って「こっち、見て~」とポーズをつけてくれた。
皆に可愛がられて幸せ者ですね。ビッケちゃん。

槍ヶ岳(飛騨沢を下る)

槍ヶ岳山荘は余裕があって、5人用の蚕棚を3人で占有できた。天候が心配で夜中の1時k頃から

1時間毎に目が覚めて、窓から(ベッド横の窓)槍穂と夜空を眺めた。満天の星が見えた時には

良かったと思い、4時に身支度をして外に出た。昨日、諦めていた人達が次々と穂先を目指している。

「人の居る内に穂先に登ろう」と、出発したが、後ろからも次々と人が来るので、やまねペースで

のんびりと登れなくて、気が遠くなりそうに喘ぎながら登った。

30分足らずだったので何とか堪えたが、コアラさん、ハリネズミさんも必死の登頂だったようだ。

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 歓声を上げる程ではなかったが、夜明けの美しさの中に浸った。

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 【穂高連峰】が。左手に最後の昇りの梯子。

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 山頂は、ご来光を待つ人で一杯になった。ところが、この人たちは殆どが韓国からのツアー客。

日本人は私達とほんの数人だったと思う。皆、祠の前で韓国国旗を拡げて記念撮影。こっちをむいても

記念撮影と、足の踏み場も確保が難しい位だった。「何か韓国に占領されたみたいね。この次からは

日の丸を持って頂上に立とうね」と話した3人だった。しかも、下りルートを守らずに勝手に上り

の梯子から下る人も居て・・。

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 下るハリネズミさん。すぐ後ろを降下中の人に「ちょっと、写真を撮らせてください」と言って
写した写真。
そしたら、その男性は韓国の人で、ジェスチャーで「あなたも撮ってあげましょう」と言って、
岩場でやまねを写してくれた。

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 ついでに甘えて、もう一度、待って貰って岩稜に健気に咲く【シコタンソウ】を見つけて
写した。

何とか無事に山頂を踏む事ができて景色にも感動し、何よりも無事に山荘に戻れてホッとした。

朝食を摂り、6時40分に山荘をあとにした。

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 朝の【槍沢】ともお別れをして、【飛騨乗越】に向かった。

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 【笠が岳】の堂々とした山容に見とれた~。

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 【南岳山荘】に揚げ荷中のへり。

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 【飛騨乗越】

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 【飛騨沢】
この日は14時半の【新穂高温泉】発のバスを予約してあったのでこの飛騨沢~新穂高まで、いつもの

様に、のんびりしてはいけないと言い合って、ひたすら下った。しかし【飛騨沢】のお花畑の美しさ、

高山植物の豊富さに何度も立ち止まってしまった。人の数も【槍沢】に比べてグッと少なく、

気分は良好だった。

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 【千丈沢乗越】分岐。8時

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 飛騨沢は高山植物が沢山咲いていた。【クロユリ】や【アオノツガザクラ】、【コイワカガミ】等
【槍沢】で会えなかった花も・・。

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 【槍平キャンプ場】を抜けて予定通り9時半に【槍平小屋】に。

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 9時半からラーメンが出来るというので、迷わず3人で美味しくいただきました!

結局ノンビリしてしまって、10時20分、大慌てで道を急いだ。樹林帯を下る。

途中、沢を渡ったり、「藤木九三」のレリーフを過ぎ、間もなく

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 【滝谷出合】に来る。左手奥の、【北穂高岳】から落ち込む滝谷を経て「雄滝」となっている。

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 木の橋を渡り、又、樹林帯を下って行く。30分位、過ぎた辺りで、膝はガクガクして、足が

攣りそうな雰囲気~。「ちょっと、待って!アリナミンを飲む」と言って、ハリネズミさんから

もらって、飲んで一息ついた時、突然、怖ろしい事が起こった。左の樹林の上の方から「何か」が

大きな音をたてて、襲って来るというか、私達の上に落ちてくる!「ズシズシ!」とも「ダッ!ダッ!

」と凄い音と共に来たので、「これ何?きゃ~!!」とコアラさんとやまねは叫びながら前に、

走って逃げ、ハリネズミさんは、その場にしゃがみこんだ。《もう、来る!》と思った時、その

怖ろしい「何か」の音が消えた。「今のはなんだったの?!」。コアラさんは《熊?》ハリネズミ

さんは《変な人が崖の上から襲ってきたみたい》やまねは《落石?》「本当は、雪男が襲ってきたの

だと思ったが」。結局、《猪》が私達の怖ろしい絶叫で返って怖がって向きを変えたのでは?という

「事」にした。私達は余りの恐怖で、膝のガクガクのうえ、足の震えが止まらなくて暫し、留まったが

それも怖く、よろよろと歩いて、ようやく【白出沢出合】に着いた。沢を渡ると林道となったが、

それから1時間半。なかなか辛い林道歩きだった。【新穂高温泉】にバス発車の20分前に到着できた。

それでも、良い思い出もいっぱいに 、特にハリネズミさんは、初めての3000m越えの体験。

感動も大きかった事でしょう。色々とお二人にはお世話になりました。ありがとう!
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