《ナチュラル・ヒーリング・ガーデン》に癒され、出口を抜けた途端、すっかり現実に戻ってしまっ
た。「お腹がすいた」のだ。午後の計画は【高瀬ダム】に行く事なので、そのまま北西方向に向かう。
【大町温泉郷】で蕎麦を食べるつもりだったが、ウロウロするばかり。諦めて、ダムの方面に進んだ
ところ、《わっぱ蕎麦》の看板を見つけた。

民家をお店にしている、お蕎麦屋さん。色々な物を漬けたお酒が並んでいた。
本命の蕎麦は大変おいしかった。(夢中で食べて、写真を撮りそこなった)
これから行く【高瀬ダム】は【立山アルペンルート】の玄関口【扇沢】方面から途中、左へ入ってい
く。【大町ダム】、【七倉ダム】を経て一番山奥にある巨大なダム。【裏銀座コース】への登山口がある。

車でさらに奥へ進むと《葛温泉》などを見ながら広い駐車場に着いた。【七倉山荘】前だ。
マイカーはここまでで、ここでタクシーに乗り換え、高瀬ダムまでピストンする(片道15分)。
運良く10分待ちで乗れた。運転手さんは、「ダムから往復1時間で【濁り沢】の滝に行ってみたら?」と
手描きの地図をくれた。そこらのガイドブックよりずっと分かり易くて助かった。

ダムの大きさはさっきの大町ダムの何倍にも感じた。運転手さんによると、「手造り」だそうだ。
2mくらいの石を全部つみあげてある。

説明盤があった。

運転手さんの地図を片手にダムの縁を行く。

ダム湖の水がコバルトグリーンで美しい

トンネルを抜ける。結構長くて(400m)ちょっと怖い。

トンネルから出た所に標示板が。

【不動沢の吊橋】を渡る。水は全く無いがすべて砂で真っ白。

【不動沢キャンプ場】テントが3張りほどあり、低ブッシュとテントの脇で若い女性が2人、
気持良さそうに午睡を楽しんでいた。「いいなぁ~。」と思った。

その後、林の中を行くと再び、白い砂地にでる。そこが【濁沢】又、小さな吊橋をわたる。
(これは帰り道に写した)


前方に【濁沢の滝】が見えた。

【濁沢】からダム方向を見る。

急登の【ブナ立尾根】の登山口だ。

同じ道を引き返し、タクシーの乗り場で帰りの車を待った。
居るんだけど歯医者に行っているんだよ」とのんびり会話を交わしていたら、すぐに【七倉山荘】に
到着した。
ここから長野方面に進み、【美麻村】(みあさ)で泊まった。続く。