やまねの日記

やまねの山歩き

2006年08月

鹿島槍ヶ岳2(冷池山荘~布引山~鹿島槍~冷池~爺ヶ岳~種池山荘~扇沢)

8月23日・・実はこの日は、やまねの「骨折記念日」。この日は予定が狂うようだ。

予定では鹿島槍をピストンし、冷池で昼飯後、爺ヶ岳に登り返して、種池山荘で1泊の予定だった。

行程8時間半で(1時間少しの昼飯と休憩をいれて)済むはずだった。


時間を戻して、前泊の冷池山荘に落ち着いて、乾~杯!と行きたいが、我等はケーキセットで祝杯。

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【冷池山荘のケーキセット】

夕方、雨が降り天気が不安だったが、見事に晴れてきた。5:45に山荘を後に、一路、鹿島槍を目指す

のだが、相変わらず、すぐ上のテン場で遊んでしまった。

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【テン場】から雲海を眺める。

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「雲海の上に剣、立山連峰が」

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朝日を背に受けて【ブロッケン】が現れた。
先日の【五竜岳】山頂での夕日による【ブロッケン】、今回は朝日で体験。

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目を転じれば、針の木、蓮華岳方面に昨日、立ち寄った【種池山荘】が可愛らしく見えた。

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これから目指す三角帽子の山並み「左から」布引山、鹿島槍南峰、吊尾根、鹿島槍北峰。

景色を堪能し、お花畑に歓声をあげて、暫し(大分)楽しんでいた。

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【朝露をまとったチングルマの毛槍】

一番感激したのが、このチングルマ。キラキラと美しいビーズで飾ったような美しさであった。

7:15に【布引山】に到着した。

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【布引山(2683m)】山頂

布引山から鹿島槍まで1.5km約1時間で【鹿島槍ヶ岳南峰】に行き着いた。昨日は登りが辛くて

バテたがこの日はとてもコンスタントに登れてうれしくなった。
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【鹿島槍ヶ岳(2889m)】山頂

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山頂から見た【吊尾根】向こうが【北峰】。
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【五竜岳】とその向こう【唐松岳】

それにしても【鹿島槍ヶ岳】と【五竜岳】とを結ぶ【八峰(はちみね)キレット】の落ち込み方は

すごかった。【キレット小屋】が良く見下ろせたが、よくぞあのような場所に小屋を作ったものだと

感心してしまう。

この日は先が長いので、冷池山荘に引き返してゆっくりと昼飯を食べようという事で、山頂を後に

したが、途中、大サルが石の上に立ってこちらを見ていた。我等が気づくと逃げて行ったが、

その後、お花畑を通過中、ふと、振り返ると5m位後ろに、反対方向へ行く大サルのお尻が見えた。

すごく大きくて、襲われたらおしまいのような気がして、2人で逃げるようにして、山荘に帰った。
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【冷池山荘のお弁当】

冷池山荘に着くと、昨日から我等と前後するご夫婦が「今日は種池山荘に100人の中学生の団体が

入るので、大町のペンションを予約して泊まります。急ぎますので」とおっしゃって出掛けていった。

「私達は混んでもいいわね」と、一応、種池に予約の連絡をしてもらった。

1時間もノンビリとお寿司のお弁当を食べ、水を買って、昨日歩いた道を重たいザックと共に、

歩き出した。
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【爺ヶ岳】への途中、振り返ると、【冷池山荘】が雲間から見えた。

本当に不思議だがこの日は足も体も楽に動く。昨日は山頂に登るのもイヤですべて、巻き道を

選んだやまねだが、この日は【爺ヶ岳中峰】を難なく極めた。Y子ちゃんは昨日、南峰も登った。

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【爺ヶ岳(2669m)】山頂

爺ヶ岳を無事、通過して、雷鳥の飛んでいたハイマツ帯で中学生の団体とすれちがった。

やっぱり、100人は多い。Y子ちゃんとの話題はすでに、「種池山荘に着いて、ゴロンとしたり、

5:00の食事が楽しみ」と至福の時を思い描きながらの会話であった。

ところが、種池山荘に入ったとたん、満員で宿泊を断られてしまった。山小屋は宿泊拒否しては

いけない筈。我等を見て、まだ、下に下る元気がありそうと見たようだ。うんと、お年寄りの人は

受け入れている様子。「ここでごねているより、早く降りようか?」と即決し、お詫びのポカリを

持たされて、扇沢に向かった。「下りは2時間半でご案内しています。」といわれ、はじめの

1時間は調子よく行ったものの次第に足がよれてきた。「なんと長いんだろう。よくこんなに登ってこら

れたわね!」なんて話し始めた。

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雪渓が昨日の道が堕ちて、裏側を廻るルートに変わっていた。怖かった。

ケルンも過ぎ、扇沢の駅も見えてから、すごく長い。

遂にやまねは目が廻ってgive-up!

10:30頃に昼飯を食べてからまともに食べていないことと水(お茶)の飲みすぎでしょうか?

いわゆる「シャリバテ」。貰ったポカリとパワー何とかと言う行動食を口にしたら、みるみる元気を

回復して、17:15に無事に扇沢の登山口に到着した。「やった!やった!」と2人で大喜びした。

この後、バスで大町温泉郷に立ち寄り、温泉に浸かり、美味しい夕食、ホカホカ布団で幸せな

思わぬ『山小屋?』での一夜をすごした。(この日の行程、扇沢まで約12時間)疲れました。

鹿島槍ヶ岳へ(扇沢~爺ヶ岳~冷池山荘)

8月22日(火)前夜の夜行バスが45分も早く、扇沢に到着した。途中で買った「おやき」を食べて、

洗面、歯磨きまで済ませて【柏原新道】まで、徒歩戻る。5月に車で来た時に登山口はチェック済みだ。

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道路脇にデカ蛙をみつけた。「車に轢かれないでね」と言って、登山口の【扇沢出合】に向かう。

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【扇沢出合】

いよいよ、【種池山荘】を目指してのぼり始めるが、いつもの様に足がまだ眠っている状態なので

辛いが、騙しながら、登り続ける。【扇沢】をでて丁度、1時間半で【ケルン】についた。

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ケルンを過ぎると、坦々とした緩い登りが続き、途中に1~2箇所、雪渓と崩落の危険アリの所を

過ぎると、ようやく「種池山荘」直下にたどり着いた。

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【雪渓】

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【種池山荘、直下のお花畑で】

そして「イヤ~疲れた~」と言って、Y子ちゃんは、山荘になだれ込んだ。

登山口から4時間15分で稜線上に、立てたのだ。しかしこの日はまだ、【爺ヶ岳】を越えて、予定では

あと2時間40分も歩かなければ【冷池山荘】に着けない。30分の休憩の後、少し重たい足で一歩、

一歩、歩き出した。低いハイマツ帯の中を行くと、突然、【雷鳥】が飛び立った。飛んでいる

雷鳥は初めて見た。爺ヶ岳への登り始めの階段に差し掛かった時、左足の太もも(まさに)が

攣ってしまった。痛くて歩けない~!ひどく攣る、一歩手前だったので、「バンテリン」を出して

そこに塗ると、アッと言う間に治りました!すると今度は右足が『私も攣りました』というので

そちらににも塗るとこちらも見事に消え去ったのだ。Y子ちゃんには「見張り役」(笑)をして

もらった。

無事、身支度を整えて、出発し、爺ヶ岳南峰に来たが、Y子ちゃんに代表で登ってもらい、

やまねは巻き道を行って、花の写真などを撮って休んでいた。ガスがかかって見晴らしが

きかない。爺ヶ岳の三峰を過ぎるとやっと下り坂となる。

ザレた坂を下ると【冷乗越】にようやく到着した。

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【つべたのっこし】

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【後ろを向くとこの道標が・・・】

私達の少し前を歩いていらしたご夫婦が男の方と話していた。近寄ると、この男性は赤岩尾根を

登ってきたそうだ。4時間一寸で登り切ったそうだ。(拍手)その場で冷えた桃を皆に分けて

下さった。とても美味しい桃に感激!ご馳走様でした!いい加減疲れすぎの私達は、あと10分で

【冷池山荘】との事で、気を取り直して再出発した。ところがこれがなかなか着かない。

「あ~っ!でた~」。冷池山荘が目の前に現れたのだ!時は13時10分。(1日目行程7時間40分)

お疲れ様でした。

名峰・鹿島槍ヶ岳へ (序)

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先日、登った、隣りの「五竜岳」から見た【鹿島槍ヶ岳】

8月22日、Y子ちゃんと早朝、「扇沢出合い」から【柏原新道】を登り詰め、「種池山荘」へ、そして

【爺ガ岳】を越えて「冷池山荘」で一泊。23日、【布引山】を越えて、【鹿島槍ヶ岳】を目指した。

無事に山頂に立つことの出来た2人。その日は【種池山荘】まで戻り一泊、24日、扇沢に下る、

予定であったが・・・。今回も新たな経験を沢山してきました。

ビー玉と人形

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何年か前はこの花瓶といおうか、ガラス鉢に「めだか」を飼っていたが、去年からはブルーの

綺麗な大、小のビー玉を入れて、水を張って窓辺に飾っておいた。でも昨日、花屋さんで、

この可愛い「ダイバー」を見つけて、早速浮かべてみた。色も華やかになったし、「涼しげ度」も

増したと思うが、騒ぐほどの事では、ないかなぁ?

この虫ナ~ニ?

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数日前、ヘビのよく出るガレージの裏で、こんな虫を見つけた。

やまねは、花は好きだけれど、虫には結構弱い。名前も知らない。家に図鑑もない。

さて、色は玉虫の如く、光って目立つが形がちがう。フンコロガシみたいな、ウ~ンわからん。

一寸、光っていて綺麗だったので、やまねを悩ます事となった、この虫君。君は誰れ?
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