東京都桧原村(ひのはらむら)の都民の森から登る三頭山。Y子ちゃんと行こうと決めてから
3度目の正直。やっとその日がきた。モモンがさんも元気に参加。家から中央道・上野原で下り、
25kmの一般道を都民の森まで行き、約2時間で東峰、10分程で中央峰だ。下りは1時間半。

都民の森を入ると、すぐに森林館の下のトンネルをぬけて、「ブナの道」に向かう。

まだ、芽吹き前のブナの道をどんどん 登っていく2人。

その内、太いブナの木々の林がつづく。下界や周りの山々の景色が良くなって、気分よく足が
進む。上から下ってきたおじ様が、「富士山がきれいに見えますよ」というのでますます期待が
高まっていく。こんなにいい天気にめぐり合ったのは何ヶ月ぶりだろう。晴れ女と言えど、、雨に
あわずに済んだという位、4月の関東の天気は不順だった。

奥多摩の山々の見渡せる展望台に着いた。左のポッコりした山頂は大岳山、ずっと右の耳のような
山頂は馬頭刈山だ。

12時に山頂。1531m。三等三角点があった。中学1年生の男の子が班を組んで次々とやって
きた。富士山は中央峰から綺麗に見えるというので、空き腹を抱えてもう10分頑張って移動した。

「あ~ぁん、残念」昼過ぎになってしまったのでもう富士山に雲がかかって、上の部分が雲の中。
写真中央に富士山があるのだ!

すぐに気を取り戻して、楽しい昼飯タイム。まわりには中学生が美味しそうなお母さんの手作り弁当を
食べている。今日の、やまねのゴハンは、カレーライス。先日、スーパーのワゴンに20%offで
売っていた、非常食ゴハン。熱湯を入れて付随のスプーンでかき混ぜ、ファスナーで閉じて待つ事
20分。それに暖めた「カレー曜日」のレトルトカレーをかけたのだ。独特のご飯の臭いもカレーで
消えて結構、美味しい。しかも量がおおくてY子ちゃんと分けても、食べきれない。・・・が、
それもその筈、ご飯が失敗したら?との恐ろしさから、途中でサンドゥィッチを買って20分の
待ち時間が待てなくて、食べてしまったのだった。あー、本当に空腹に勝てないやまね。

1時間のお昼ごはんも終わり、下りにかかった。この下り道がとても楽しく変化に富んでいた。
沢沿いの道が続くが、バード観察の人に、何人も出会った。モモンガさんも「日本野鳥の会」の
会員なので小さな双眼鏡を持参して覗きながら歩いていた。ここで素晴らしい小鳥の声がした。
「ミソサザエ」だとモモンガさんが言った。とても小さな鳥だそうだが本当に美声。メス鳥で
なくても、やまねでも付いて行きたくなりそう!!

これ、何だ?倒木の下に作った、「みそさざえ」の巣なんだそうだ。上手に良い場所に作るのだ。

その後も色々な野草が可愛い花を咲かせていたので、写して来た。ハシリドコロ、ヤブレガサなどが
斜面に群落をなしていた。

ムシカリの芽吹き

エイザンスミレ

しまった!調べます。

ネコノメソウと??これも調べます。

ハシリドコロ。
午後4時ごろ、無事、駐車場を後にした。途中の山々は桜と白っぽい木々の若芽で霞んだ様に見えて
それは美しかった。数馬(かずま)や人里(へんぼり)の里には枝垂れ桜、や八重桜が丁度、満開。
山里の春を楽しんで帰途に着いた。