7月27日朝6時過ぎに《鏡平山荘》を出て、《弓折乗越》を越えていよいよ待望の【鷲羽岳】が

見えてきた。《双六小屋》でしっかりとお腹と身仕度の準備を終えた。小屋のスタッフに、3本

ある《三俣山荘》への道の状況を聞いた。①双六山頂への稜線ルートは残雪が多くて取り付き

が分かり難いので②中道コースを勧められた。③《三俣山荘》への巻き道コースは何カ所も雪渓が

残り、危ない箇所もあるので、止めた方が良いとの事。行きか帰りに《三俣蓮華》には登りたいと

思っていたので、お勧めの中道コースを行く事にした。

まず、小屋の裏から急登をひたすら20分登ると突然、広い場所に出る。
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 「巻き道」への分岐。ほんの数分で次の分岐に出る。

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 なだらかな道が続く《中道》に入る。

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 右手を見ると中央に【鷲羽岳】連なってすぐ後ろが【ワリモ岳】その奥が【水晶岳】その左が
【雲ノ平】ではないだろうか。

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 だらだらと長い登りは結構、疲れる。最後のちょっとした登りの取りかかるY子ちゃん。

この日は槍穂の上部は雲の中だったので、双六山頂はパス。そのまま丸山へむかった。ここからは

初めてのルート。


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 【ハクサンシャクナゲ】

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 広い草地を縦走路が丸山の方へ続いているのが見える。

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【イワヒバリ】

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 仲良く、つがいかしら?

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 【黒部五郎岳】北斜面の広いカールが良く見える。

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 その右手には雄大な山容の【薬師岳】

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 【イワギキョウ】
  
やっと丸山(2854m)の山頂らしい。すぐ先に【三俣蓮華岳】があるがもう一度、降下して

登るんだ~。

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 【丸山】から【鷲羽岳】方面を眺める。

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 この雪渓の残る山が【三俣蓮華岳】だ。稜線に縦走路が続いている。

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 【丸山】山頂付近。

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 【タカネヤハズハハコ】

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 【三俣蓮華岳】(2841m)の山頂にやっと到着!単独行の人が撮ってくれた。ここは、長野県、
岐阜県、富山県の県境の合わさったところ。以前、yaliさんご夫妻に連れて行って貰った、三国峠
は京都、滋賀、福井の県境だった事を思い出した。

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 左の高い山が【鷲羽】その奥の方に【燕岳】【大天井岳】が続いている。その前に荒々しい
【硫黄尾根】。

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 【三俣蓮華】山頂から奥の中央に笠岳をのぞむ。

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 同じく山頂から眼下に雪渓に沿って「巻き道」が見える。そして「双六」奥が「槍穂」、上部が
見えないのが残念。

山頂から《三俣山荘》が見えたので安心してノンビリ休憩を取った。あとは下るだけと思うと

ちょっと気が緩んだ感じ。

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 【イワツメクサ】この花も大好き!

さて、下り始めたら、結構な急降下でびっくり!

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 見上げるとこちら側の登りは厳しそう。帰りに「巻き道」が通行禁止だったら、又ここをのぼり
返さねばいけないと思うと、ドッと疲れが湧きそう~。

思ったより時間が掛かり、《三俣山荘》に着いたのが13:50だった。この山荘は色んな方面への

重要な分岐点のため、宿泊者も多く、なんとか布団を1人1枚確保できたが狭い部屋が満員で

酸欠状態のようだった。夕食まで時間がたっぷりあったのでY子ちゃんが熱いコーヒーを沸かして

くれて、お喋りしたり本を読んだり、贅沢なひと時を持てた。

酸欠状態の部屋で寝苦しい一夜だった。Y子ちゃんは又しても一睡もできなかったそうだ。続く・