9月7日夕方、Y子ちゃんと北アルプスの【蝶ヶ岳】へ出かけた。1年ぶりの上高地に胸を躍らせながらの
出発だ。
バスターミナルに6:50に到着。そこで登山者カードを投函した。「団体名」の欄をY子ちゃんが
「チームやまね」にしよう、と言うのでしっかりと書き、メンバー2名と書いた。

すっきりと晴れ渡り、河童橋方面を眺めると朝日に照らされた穂高の山々がお出迎えしてくれた。

前泊した宿でサンドイッチを持たせてくれたので、河童橋の袂で朝食にした。。
これは2人分?いえ、これで1人分。8枚切りパンが4枚分も使ってある。ちょっと多かったけれど
2人共、完食!
おしゃべりをしながら【徳澤】まで行く。

道の両脇に【ノコンギク】、【サラシナショウマ】などが美しい。

【明神岳】を超えてヘリが荷物を運搬していた。(右辺りにヘリが)

【明神】も夏に比べると人の数もぐ~んと少ない。
明神岳の姿を見ながら梓川左岸を2時間も行くと、お待ちかねの【徳澤園】だ。
これが食べたかった!

【蝶ヶ岳】への登山道は何通りもあるが、「チームやまね」は【長塀山】コースのピストンに
した。安曇野の【三股】に下りたかったが、車を【沢渡】に置いてきたので仕方ない。

【徳澤園】の裏に登山口があり、始めっから急登だ。
樹林帯を行くので日差しがないので助かるが急登は踵が痛くなって休みながら、景色も見られず登り
続けるばかり。

お腹も減ってきて、「美味しそうなシメジ?」「食べたい!」「それ、毒でしょう!?」などと
言いながら4時間近くかかってようやく【長塀山】山頂(2564m)に着いた。

やっと山頂に着いても狭くて木々に囲まれていて全く眺望がきかない。
「見晴らしの良い場所でお昼を食べよう」と、もうひと頑張りすることにした。でも、もう2時だ。
急登は終わって湿地地帯をアップダウンして行く。真夏ならお花畑で綺麗な事だろう。

やっと【妖精の池】に着いた。
もう、足が上がらなくなって、「あんぱん」を頬ばって少し休んだら、いつもの様に復活した。

【オヤマリンドウ】でしょうか?

【チングルマ】は毛槍となっていた。
健気に咲いている花たちに誘われるように歩を進むと急に明るい稜線にでた。
「わぁ~穂高だ~」などと喜んでいるうちにあれよあれよという間にガスがかかってしまった。
5分位後から来た2人組は全く見えなくなってからの到着となった。「明日があるさ!」。

ヒュッテも見えて、ほっとした。
ヒュッテに着く手前に【蝶ヶ岳山頂】(最高点2677m)がある。やっぱり記念写真を。

山頂に着いた時は、いつでも嬉しい~!
この山頂からの眺めは・・

山頂を少し下ると【蝶ヶ岳ヒュッテ】その向こうの先端が【蝶槍】だ。
宿泊の手続きを終えて、少し寒かったが、外でコーヒー沸かして乾杯をした。

山頂付近は、ハイマツ帯で【ホシガラス】が実に忙しそうにハイマツの実を巣に運んでいたっけ。