10月31日、Y子ちゃんと鍋割山(1272.5m)へ行った。夕方から予定が入っていたので、近場の山に
してもらった。車で行くと、林道歩きをカットできるので、早朝(我等の早朝は6:00)にうちを
出発すれば、山頂でマッタリとお昼を頂きコーヒーで締め括ろうとの計画を立てた。
「お山歩日記」さんの登山口駐車場情報の、お蔭で《表丹沢県民の森》の駐車場の先のゲート前に
車を止めた。家から1時間20分で着いてしまった。

ゲートには「鍋割山への近道」と札がかけてある。脇から歩いて入る。
なだらかな林道を行く。《四十八瀬川》に架かる橋を渡ると、大倉からの《西山林道》と道が
合わさる。そこからすぐに【二俣】。

【鍋割山】へは、「後沢乗越経由」とあったので、「私達は帰りに使う道だから」と思い、
「小草平経由」塔の岳方面の尾根に取り付いた。

沢を渡り、急坂を登り、

植林のスギ林を【二俣】から1時間半、休みなしの急登続き。
やっと登ったと思ったら、

【堀山の家】の前にひょっこりと出た。
「おかしい!」と思った時には遅すぎた。ここは「《小草平》。以前、「【大倉尾根】を下った時
あのクーラーのお茶をやまねさん、買ったよね」とY子ちゃんに言われ、ここから上は【大倉尾根】
と判明。【塔の岳】に行ってピストンで帰る?とも考えたが、このまま【鍋割尾根】の【金冷し】
に出たら、尾根伝いに「鍋割山頂」へ行く事にした。時間制限があるので、今回も山頂で「まったり」
出来ないのが残念だが・・。

約1時間、きつい階段を登り、【花立山荘】に到着。東側からガスが押し寄せてきて、間もなく
視界がきかなくなった。
5分休んで、15分も登ると稜線(鍋割尾根)に出た。

【大倉尾根】の突端の【金冷し】。ここから東へ15分程で【塔の岳】の山頂。我等は西へ1時間程
進んで【鍋割山】山頂へ。予定より1時間15分(まったりの予定時間を)余計に歩かせてもらった。
尾根道は静かで、以前は鹿のファミリーがのんびりと座っているのを見たが、今回は1度も
出合わなかった。鹿の害が大きく、かなりその対策をしているようだ。

稜線から、紅葉の山肌を眺めた。

尾根道は紅葉が綺麗だった。
何度かアップダウンを繰り返して11:40に山頂に着いた。やはりこの時期なので、何組かのグループが
ランチしていた。今回、お昼の用意をしてきたが、「鍋焼きうどん」の看板に、どちらともなく
「これにしましょう」となった。【鍋割山荘】が開いているのは初めてで、前から「鍋焼きうどん」を
食べたかったので、ラッキーだった。
この山荘の「草野さん」は荷歩で有名な方。1度になんと100kgを担いで登るそうだ。
炬燵の上に色紙があった。10月18日、草野さんは還暦のお誕生日を迎え、沢山の人がお祝いを
寄せ書きして祝っていた。どうか、これからもお元気で私達を迎えてくださいね。

【鍋割山荘】の名物、具が沢山で熱々のうどんは本当にお腹の中から暖かくなって嬉しい。
12:20に帰途についた。

美味しい「うどん」で元気一杯のY子ちゃんは飛びながら下って行った。「待って~!」

「マムシソウ」かしら?真っ赤な実をつけて、綺麗と言うか不気味というか・・。

50分で【後沢乗越】ここから左へどんどん下って行く。

【ミズヒ沢】の脇に新しい看板が。生息動物の写真に熊とかホンドテンなどあまり遭いたくない
けど、いるんだ。

3箇所の小さな沢を渡って、二俣へ、戻った。
今回もアクシデントはあったが、久しぶりで「登りました」と感じた。この次の【鍋割山】は
「山頂でまったりと過ごそう!」と誓い合った。