恒例のY子ちゃんとの夏の山行。9月10日~12日の日程で【双六岳】に行った。松本市内に前泊して、
朝、8:30に【新穂高温泉】の登山者用の駐車場に車を置いて《登山指導センター》に届けを提出して
文句なしの晴天下、ニコニコしながら歩き出した。

これから双六岳までの地図

昨日まで長く続いた「ゲリラ豪雨」をもたらした低気圧がようやく去り、カラッとした空気と夏
のような強い日差しの林道を1時間余り歩く。
途中、【笠新道】の取付き点を左に見る。入口から急登が始まり、見ただけで「遠慮します」と言い
たくなった。入口横には水場が。豊富に流れる水はとても美味しそう。

ブナ林の道をいくと、まもなく【わさび平小屋】に到着した。朝食に「ぶどうパン」、バナナ等
を食べて早々に出発した。

ススキの穂が赤銅色で美しい。もう秋近しという感じがした。

いよいよ【小池新道】に入って行く。
ここからいよいよ登山道が始まる。暑いし、急坂続きで、すぐにへたばってしまう。長袖のシャツを
脱いで日焼け止めを塗って、1時間程で【秩父沢】に着いた。

【秩父沢】から【子槍、槍ヶ岳、穂高連峰】が見えた。ここで、30分休憩。「《まったり登山》を
期待してきたのに、《マッタリ》とは、いかないわね」と話しながら、次の目標地点【シシウドが原】
を目指した。その少し手前の【イタドリが原】を過ぎて10分位で、お腹がぐ~ぐ~と騒ぎ出し、
どうしても足が上がらなくなってしまった。「Y子ちゃん、ちょっと待って!ここで、おむすびを
食べさせてくれ~!」と言ったらY子ちゃんは「じゃ~、ここで食べよう」と登山道の脇の日陰で
おむすび1個を食べ、Y子ちゃんが「酸素の粉末」をくれて、「人体実験してみよう」などと言って
2人で食べて、15分の休憩をした。再び歩き始めると、なんとゲンキンな体!すっかり足も軽くなり

【イタドリが原】

そして【シシウドが原】に着いた。ここから「早着直登コース」と「楽々ジグザグコース」に分かれていた。無論、後者のコースをひたすら登った。

途中、大きな石がガラガラとある沢のような場所を過ぎると木道の架かる【熊の踊り場】と言う
所に出る。熊が現れないうちに、と先を急いだ。
30分も登ると、「わ~!出ました!」(熊ではない)。

槍、穂高が目の前にドカ~ンと現れた。鏡平の池だ!三脚を立てた人が2~3人座っている。
宿泊の手続きをする事にした。

何度か山行に連れて行って頂いた《坂倉登喜子先生》が書かれた字であった。

【鏡平山荘】

山荘横の池。
【鏡平山荘】はとても気持ちよく過ごせた。お食事も美味しいし布団も乾燥していて綺麗な布団、
勿論、スタッフの方々の対応も気持よく、その上3人用の一角を2人で使用させてもらった。☆☆☆
勿論、スタッフの方々の対応も気持よく、その上3人用の一角を2人で使用させてもらった。☆☆☆
暗くなると山荘の窓からシルエットになった槍ヶ岳の肩の山荘の灯りが綺麗だった。空も満天の星。
明日の晴天を約束してくれた。