10月30日(火)旅の最終日となった。昨夜、宿泊したホテルは、部屋ごとの名前の表札が面白い。



こんな具合だ。きっと【砥部焼き】の陶板を用いたのだろう。なかなか可愛い。
泊まった部屋から、かなり向こうの山の頂に【松山城】が見えた。しかし、車では、以外に近かった。
130mの山頂までリフトで昇り、町を見渡せる公園になっていた。

公園から【松山城】を見上げる。

パンフレットに載っていた「ビューポイント」から写した天守閣(一番奥)。

パンフレットに載っていた「ビューポイント」(一ノ門)から仰ぐ天守閣。
【松山城】は天守が現存する12城のひとつであり、日本の100名城に指定されている美しい城だ。
【高知城】も天守閣を持ち、立派なお城を2城も見てしまって、少し頭の中が混乱状態だ。
さて、【道後温泉】だけは見学しようと道後に戻った。

【道後温泉】の全景。ただし、裏側から見た。

正面玄関。
温泉に入らないと中を見学出来ないと思ったら、婦人の説明つきで、皇族が数度、使用した風呂場、
天皇の休まれた部屋(贅沢な)、未使用のトイレ(落ち着けない広い)など見学した。
天皇の部屋の「障子の桟(さん)を触ってください。お宅とちがうでしょう?」と婦人が聞くので
思わず「家とちがって、よく桟の掃除が行き届いています」と言いそうになった。『アレッ、桟の
角が面取りされている』。それが正解であった。「お怪我をされないように」との気遣いだそうだ。
そうか~。
最後に『坊ちゃんの部屋』に案内された。夏目漱石は松山の生活に辛い思いをしたようだが、温泉は
たいへん気に入って、幾度も道後を訪れたそうだ。ちょっとした資料、写真が展示されていた。

正面から左側の建物。

【白鷺】がここのシンボルで、これは正面玄関入口にあった電燈。洒落ている。
時間があったら、じっくりと温泉に浸かって、お部屋で浴衣姿でお茶と『坊ちゃん団子』を頂くのも
いいなぁと思った。