やまねの日記

やまねの山歩き

北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③

190920-30
「喜作新道」を開いた彼のレリーフが掲げられていた。

190920-32
すぐに槍ヶ岳と大天井岳への分岐に着く。私たちは左の「大天井岳」への道を行くので、
「表銀座縦走路」と分かれて、最後の上りにかかる。これがとてもキツイ時間となった。

190920-33
500mから100mごとに立て札があって、小さな目標となるのは私としては
気に入っている。

190920-34
時々、休みながら歩いて来た縦走路を眺められるのは嬉しい!

190920-35
やっとの事で「大天荘」が見えた、嬉しい瞬間。

190920-36
小屋の外のベンチに荷物をおいて、直ぐに山頂を目指した。10分位で
山頂に着ける。


190920-38
「常念山脈」の最高峰【大天井岳】(2922m)に立てた!
山頂には若いカップル(とても感じの良い子たち)と4人で占領して
楽しい山談義をした。彼らはもう5日目で今日、素晴らしい
景色を堪能してから下山するそうだ。

190920-40
眼下に「大天荘」。そして、先にはこれから行く「常念岳」彼方には「富士山」も
見えた。

190920-41
少しズームして、涸沢カール。

190920-42
私の好きな「鷲羽岳」(かと思うが?)

190920-43
碧く見えるのは「高瀬ダム」。そこから厳しい「ブナ立て尾根」を上った事を
思い出した。素晴らしい景色の世界から去り難い。

190920-44
「大天荘」に戻ってきた。

190920-44-1
小屋の外のテーブルで「燕山荘」特製のお弁当。
おこわ弁当がとても美味しかった~。
ブタさんはもっと食料を捜している様子。まだ先があるから
しっかりと食べなくては!

190920-48
ハイマツ帯の道を進む。

190920-51
可愛い「ホシガラス」がハイマツの実をせっせと集めている。何羽も飛び交っていて
つい、足を止めて追いかけて見た。

190920-52
自分の隠し場所?で松ぼっくりを突いているホシガラス。

190920-54
少し雲だ出てきたかな?それでも気持ちの良い道が続く。

190920-55
この写真中央に「イワヒバリ」がいた。手前の草の穂で陰になってしまった(涙)

190920-56
本当は好きでないのだがサルがこんなに高い所まで上がって来ている。
この数年間でライチョウが減っているが、この猿がライチョウの卵どころか
親鳥まで捕獲して食べてしまうことが判明した。とても残酷なシーンを撮った写真を
見たが、目を覆ってしまった。猿も生きて行くためとはいえ、どうしたものかなぁ?

190920-57
常念岳への道が見える。少し下ってから「横通岳」の山腹を巻きながら進む。

190920-58
絨毯のようなハイマツの中を進む。

190920-59-01
漸く、眼下に「常念小屋」が見えた。小屋までは30分以上も下った。
小屋の到着は夕方になってしまったので、この日は常念小屋でゆっくり過ごす
ことにした。
翌日の明け方に雨が降り、残念がら「常念岳」登山は断念して、
「一ノ沢」へ下った。天気はまぁまぁで無事、登山口に着き、帰りに安曇野で
ドップリと温泉に浸かって、都会に戻った。




























北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)②


9月20日 燕山荘で、ご来光を待った。

190920-01
5時25分、ヘリポートに人々が集まってきた。

190920-05
余りの美しさに、涙😢が出そう。

190920-06
浅間山の方角に、ご来光を仰ぐ。

190920-07
「富士山も雲海に浮かび、感動的な眺めを楽しんだ。


190920-08
夜明けの槍ヶ岳

190920-11
眼下に、安曇野を見る。その向こうに雲海の世界、奥の方が戸隠方面。
いつまでも眺めていたいが、この日は行程が長いので、出発準備を急いで
して燕山荘を後にした。

いよいよ私達の未踏のコースへ。半分ドキドキ。半分ワクワク。

190920-10
「さよなら~燕山荘、燕岳!又、逢いたいよ!」
「表銀座縦走路」を進む。

190920-12
20分も下ると燕山荘が、もう遠い。

190920-13
「開け!ゴマ!」と言うと、岩が「ゴ~」っと言って道が現れた。
そんな感じがしました(笑)

190920-15
ここが「蛙岩(げいろいわ)」。左側を巻いて進む。

190920-16
すると、安曇野を俯瞰。素晴らしい景色!


190920-17
間もなく分岐に着いた。5~6人が、思い思いに佇んでいる。正面には槍穂が
聳え、私達は左へ。ここが「大下りの頭」という所。
「大天井岳」方面は急降下して、同じだけ上り返す。つらいだろうな?と思って
いたが結構、変化に富んだ道だった。

190920-18
途中で出逢った花。 
「アオノツガザクラ」が最後の一花を付けていた。


190920-19
「シラタマノキ」 潰すと「サロメチール」の匂いがしたっけ。


190920-20
「クロマメノキ」 この実は美味しい。ブタさんは喜んでいた。


190920-21
「大下り」を上り返し、振り返ると燕山荘(右端のてっぺん)と燕岳がその
左奥に眺められた。


190920-23
前方を見れば、まさに「天空の散歩道」が続いている。


190920-24
「天空の散歩道」の先に「大天井岳」の姿が大きく見える。

190920-25
縦走路は突端で。右前方の「裏銀座」の山々~槍穂の絶景に感動した。
道は左の廻りこんで行く。


190920-26
大好きな「イワツメクサ」を見つけた。


190920-27
夏も終わりに近づくと「トウヤクリンドウ」が見られる。


190920-28
そして「切通し」の岩場を通過する。気を付けて通過すればokだ。
ここを下ると、「大天井岳」への最後の上りとなる。  続く。









































北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)①


9月18~21日、ブタさんと北アルプスを縦走した。

途中、色々な困難もあったが、素晴らしい「天空ロード」を歩けた。

18日は午後遅く、東京を立って昨年と同じ、松本駅近隣のホテルに前泊した。

昨年はぐっすり眠って、気が付いたら予定していたバスの出発時刻。今年は二の舞いを演じぬように

早めに準備を整えて寝たZzz.

19日は大糸線【穂高駅】からタクシーで中房温泉登山口に向かった。


190919-01
登山者カードを投函して出発だ。


190919-02
紅葉シーズン前だが「オオカメノキ」の実が真っ赤に色付いて
美しく暫し、足を止められた。


190919-04
燕岳の「合戦尾根」は北アルプスの三大急登の一つと言われているが・
途中にベンチが1~3か所、そしてこの「富士見ベンチ」があるので、意外と
上りやすい。このベンチに来た時、急に青空となった。眼下に雲海が見られる高度まで
上がって来たのだ。そこで休んでいた人達が「富士山」が見える!と言うので
慌ててカメラを取り出した。


190919-05
「富士見ベンチ」から富士山をみたのは、今回が初めて。


190919-06
あまり休んでばかりいると・・・その上の「合戦小屋」に向かった。
途中の案内標識が何とも嬉しい。ブタさんの足取りも軽くなったみたい。


190919-07
「合戦小屋」の手前の展望地から翌日歩く【大天井岳】と稜線上に「大天荘」小屋が見えた。
「あんなに歩けるのかしら?」と一抹の不安を覚えた。

190919-08
やっと、「合戦小屋」に到着した。陽射しが強くて日影でランチをした。
真夏は混雑するここも、ゆったりとした時を過ごせる感じがする。


190919-09
記念の1枚。


190919-10
のんびりしすぎたかな?小屋から再び、出発すると、間もなく「槍ヶ岳」の
聳える景色に釘付けとなる。


190919-11
「燕山荘」が(に)次第に近づき「あ~又、来れたんだなぁ~」と嬉しくなった。


190919-12
右手を向けば、大好きな「鹿島槍ヶ岳」の美しい姿に惚れ惚れ。


190919-14
夏のお花畑も、そろそろ終盤。  「ミヤマキンポウゲ」


190919-13
「ヤマハハコグサ」も夏とは違う風貌?
無事に「燕山荘」に到着して、荷物を置いて山頂方面へ散歩に
出た。


190919-16
ブタさんは山頂まで行けたら行くと、先へいったが、私は写真が撮りたいので小屋との中間
辺りの岩に座って周りの景色をとりまくった。
冷たい風も吹き出して、寒くなったので小屋に一足早く戻った。
ブタさんも結局、寒すぎて途中で引き返してきた。沢山、着込んで、夕暮れを
楽しもうという事となった。

「燕山荘」の夕食は月並みな言い方だが、とても美味しく満足したが、荘主が留守で

夕食後のホルンと山のお話会がなく、残念だった。

6時少し前に外で日没を見に、外へ出た。


190919-18


190919-17


190919-19
好天気の1日に感謝しながら、夕映えの山々を眺めた。

































ギャラリー
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
  • 北アルプスを行く(燕岳~大天井岳~常念岳)③
アーカイブ
  • ライブドアブログ